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2011年4月 3日 (日)

山本天志さんが『ななついろ★ドロップス』の監督を引き受けたことは、女児アニメにとって重要な歴史的選択だった!

本日、『ジュエルペットてぃんくる☆』が感動的な最終回を迎えました。
自分は「完璧な最終回」にこだわる人間なのですが、『てぃんくる☆』52話はまさにその称号に相応しい内容だったと思います。
(ちゃんとしたインプレは、後日必ず……!)
そして、おそらく誰もが認める女児向けアニメの傑作名作と言えるでしょう。

ちょうど去年の今頃、『てぃんくる☆』が『ななついろ★ドロップス』のスタッフで作られると知り、大いに期待しました。
それはもちろん、『ななついろ』テイストの女児向けアニメへの期待だったわけで、第1話は期待したとおりのモノでした。
でもよくよく考えてみると、それは送り手受け手、双方に高いハードルを課すことでもあったと思うのです。

見る側は当然『ななついろ』と比較するし、送り手側も同じスタッフで臨む以上、『ななついろ』を超えたモノを送り出さなければイケナイ。
往々にして、こうした時のファンの反応は「やっぱり前作こそ至高ダナ」と身勝手な断罪を下すことが多いのですが、『てぃんくる☆』に関しては、そうした声をほとんど聴くことがありませんでした。
もちろん、自分も『ななついろ』をある意味で凌駕したと思います(それは、期待されたテイストをきちんとベースにしつつ、『てぃんくる☆』ならではのテーマ性を描き結末へとキッチリ、しかも1年の長丁場を掛けて導いたという点であって、どちらが優れているというようなことではありません、念のため)。

シリーズ構成の島田満さん、山本天志監督、キャラデの伊部由起子さんの見事なコンビネーションが、その高いハードルをクリアさせたのだと思います。
もしかすると、『てぃんくる☆』の企画を受けた時からある程度の手応えを持っていたのかもしれません。…なぜならアニメ版『ななついろ』後半(7話以降)は、ほとんど島田&天志コンビによるオリジナルと言って良いほど、原作ゲームのストーリーを換骨奪胎したものだったからです。
特にクライマックスの11話12話は、ぶっちゃけ原作と同じなのはすももが最後のしずくを取りにゆくことと石蕗が記憶を失うことくらいだったりします。
11話ラストの、1話と同じシチュを使った悲劇的なすももと石蕗の邂逅は、完全に島田さんの創作ですし、この回前半での幻想的なメリーゴーランドを使ったデートシーンも、山本天志さんのアイデアから生まれたシーンだったりするわけです(そのために山梨へロケハンしているほど)。

それだけのことをやりきったコンビが、実質的に完全オリジナルで物語を構築できるとなれば、単なる気概以上のものが生まれても不思議ではありませんよね。

また、島田さんは『ななついろ』で出会った山本天志さん&伊部由起子さんと『てぃんくる☆』を作ることが出来たと言われていました。
『ななついろ』での出逢いが、『てぃんくる☆』に直結しているのは間違いないところでしょう。

ところで、『ななついろ』のライナーでのインタビューにもありますが(久々に見直したら、編集の段階で自分でカットしてました(^^;; スミマセン)、山本さんは当初アニメ仮面氏から『ななついろ』ともう一つ別の作品のどちらかを…という形でオファーが来ていたそうです。
そこで原作を見て『ななついろ』を選んだということなのですが、もしそこでもう一つの作品を選んでいたとしたら──『てぃんくる☆』は無かったかもしれません!

つまりこの選択が、女児アニメ史に大きく影響を与えたわけです。…しかも、影響を与えた選択は、ジャンル的には女児アニメではなく深夜の萌えアニメ(しかもエロゲー原作!)という辺りが、もの凄くドラマチックにしてバタフライ効果的(笑)な面白さもあるワケです。

これこそまさに「その時、歴史は動いた!」(笑)。

『てぃんくる☆』がかなり女児アニメファンに受け入れられたことで、『ななついろ』がそのルーツとして再評価されつつあるようですが、こうした「偶然の奇跡」から始まったと思うと、なんとも感慨深いものがあると思いませんか?

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