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2009年3月20日 (金)

ねこになった きたろう

今週は連日のように貯め込んだ『鬼太郎』のインプレをアップしておりますが、今日は97話(余談ですが、このエントリーのタイトルは、貝澤さんがSDを務めた『ファンファンファーマシィー』での猫町ネタエピソードのサブタイをもじった物だったりヽ(´ー`)ノ)。
ちなみに、この週から予告が半分に削られて『ドラゴンボール改』の番宣が入るようになりまして、切なさサクレツ(;´Д`)

飼い猫・野良猫を問わず、多数の猫たちが人間に危害を加えるという事件が続発。事件を起す猫たちは、猫だけが入れる“異空間”「猫町」へと逃げ逃げ込んでいた。そんな時、横丁に富山から薬売りを生業とする猫妖怪・猫又のノラがやって来た。鬼太郎から猫たちの事件を聞いたノラは、それが30年前に一緒に捨てられた兄弟分の猫だと直感した。猫を操る黒幕は、ノラの予想通り、兄弟分だった猫が妖怪化した猫ショウであった。だが猫ショウの妖力は絶大で、ノラは手も足も出ず重傷を負ってしまう。Neko9708駆けつけた鬼太郎たちだったが、ネコ娘を人質に取られてしまった。猫ショウは、子猫時代に受けた人間からの虐待に対して復讐しようといた。それを止めるためには猫町へ行かねばならいが・・・

猫妖怪が登場するエピソードということで、ネコ娘ファン的には、ついつい大活躍を期待してしまうワケなのですが、見せ場としては冒頭の人間に危害を加えている猫たちを、クロと一緒に追撃するシーン程度・・・(涙)。
Neko9701
しかし、クロと連携して袋小路へと追い込んでゆくスピーディーな描写が、カッコイイ♪ 
しかもこのシーンでは、ずっと四つん這い走法だったりする辺りも、彼女の“本気”具合を感じさせますデス。

ここで、ネコ娘は猫町へ入ることができず、跳ねとばされてしまうのですが、これはネコ娘が半妖だから、という原作設定に準じてのコトなのでしょうかネ?? その後の子泣き爺の「頼りのネコ娘が捕われてしまったしのぉ」というセリフは、おそらく猫町の入り口を見つけ出す力のことを指しているような気もしますし。
ちょっと解説的になったかも知れないですが、このネコ娘がはじき飛ばされた理由というのは、一応明確にした方が良かったかも?? 

96話に引き続いてクロの出番がしっかりあるのも、個人的には嬉しい限り☆(でも、今回の豊嶋真千子さんのクレジットは「ろくろ首」ですけどネ)
Neko9703豊嶋さんというか、ろくろ首と言えば、横丁でのノラとのアドリブ的なやりとりもなかなか面白かったです。

さてストーリーとしては、同じ兄弟分の捨て猫でありながら、片や人間との共存も悪くないと思う善人のノラと、人間を断固として排除したいと考える邪悪な思いに取り憑かれている猫ショウの皮肉な再会と、二人の感情の相剋という、定番といえば定番のもの。
ただ、異なる二体に猫妖怪を、こういう形で“共演”させる仕掛けとしては、気が利いている感じはありますね。

そんな猫ショウが、鬼太郎に組みするネコ娘をみて腹立たしい思いをするのもなかなかポイント高いです。

Neko9704しかしなんと言っても、今回の見せ場は、ノラからもらったネコヤナギの実を食べて猫にメタモルフォーゼして猫町に潜入するトコロでしょう!
メタモルフォーゼしてゆくシークエンスは、モーフィング主体ではなく、往年の(低予算)実写ものでの基本とも言える、フレームアウト/フレームインで描写するセンスが、逆にリアルで効果的だったりします。この辺りは、さすが角銅博之氏!
そして、猫化した際の鬼太郎の泣き声の上手いこと! 高山みなみさんの芸の深さをみましたよ(笑)。

で、猫化した鬼太郎たちと猫ショウや支配下の猫たちとのバトルというのが、意外とコミカルと言いますか、特に鬼太郎の技がことごとくショボクなってしまうのが、実際はもの凄く窮地ではあるはずなのですが、存外緊張感無く描かれていて、これはなかなかに楽しい感じでした。こういう惚けたバトルというのも、小さい子って喜ぶんですよね〜。

この猫化した鬼太郎たちが、尻尾を持っていないというのが、実はクライマックスでの猫ショウとのバトルでのちょっとした伏線的なもの(鬼太郎も猫ショウと同じ三つ叉尻尾が生える)ともなっている次第。──なんですが、ノラの薬で復活後に、何故鬼太郎に尻尾が生えたのか(つまりパワーアップ出来たのか)が、いかんせん説明不足なんですよね〜(´・ω・`)
“猫を倒すには猫の技!”とばかりに、鬼太郎が反撃に出るシークエンスはもの凄くカッコイイのですが、そこでいきなり三つ叉尻尾が生えてくるのは、ちょっと唐突すぎる感じがしました。いつもの展開だと、この時にノラが四十七士に覚醒して鬼太郎に力を送って──みたいなパターンなんですけどね(笑)。四十七士覚醒編としてはワンパターンではあるかも知れませんが、今回はそれの方が、ある意味ロジカルだったような気がします。

敗れた猫ショウが、それでも頑なに人間を拒み自決して悪霊になろうとまでする展開は、彼の怨念の深さや人間への怒りの強さを赤裸々に顕していて、ここはかなりゾクゾクしました。しかも、ノラの手当さえも拒むところが、それでも薬を塗って手当をするノラの友情が、なんともイイ!
Neko9702_2ここで、ノラが四十七士に覚醒し猫ショウを無垢な子猫の姿に変えるコトになるわけですが、若干都合の良い展開かな? と思ってしまう自分は、ひねくれ者ってコトでしょうか(笑)。猫ショウが最後の最期で安らかに死を迎えるくらいの方が、適度に切なさが残って良かったかしらん? とも感じてしまうわけですが・・・(^^;;
まぁ、成田良美さんの脚本は結構ドロドロした展開であっても、最後はどこかハッピーエンドで締めるカンジもあるので、そういう点では成田脚本らしい持っていき方かも知れません。

なお、今回は全体的に夜のシーンが多かったのですが、そこは暗がりや暗闇を描かせたらピカイチの角銅氏。今回は特に月明かりのほのかな明るさをバックにした独特のミステリアスなムードを漂わせた夜景が、非常に雰囲気を高めておりました。

Neko9705ちなみに、猫ショウに支配されたネコ娘が、クロや他の猫と一緒に鳴き声の大合唱をしたり、支配が解けた時の惚けた顔から元に戻ってクロと喜び合うシークエンスも、メチャ良かったですよ〜〜〜〜☆

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コメント

>ネコ娘がはじき飛ばされた理由というのは、一応明確にした方が良かったかも??
 今回のエピ、原作版ではサブタイトルが「猫町切符」でして、手ぬぐい(ノラはかぶってますね)が切符代わりになってましたね。

 原作ヲタからの視点になりますが、今年に入ってからの鬼太郎には明確な方向性があったんですよ。
 第5期は基本オリジナルで、時折原作アレンジエピが入る、という構成だった訳ですが、’09年からはほぼ10割原作から、という形に(一部非・鬼太郎作品からのも含みます)。
 と言っても、ストレートに映像化するのではなく、一旦原作を解体し、必要構成要素を抽出し新たに第5期流に再構成しなおすという、手法としては「仮面ライダーディケイド」の歴代平成ライダー世界と同じ(で良いの佳奈?)ノリですね。

 だもんで、「今年はこういう路線で行くんだな」と楽しみにしてたんですけど、ねrain

投稿: 宅川剛 | 2009年3月20日 (金) 10時37分

宅川さん・・・

> 手ぬぐい(ノラはかぶってますね)が切符代わりになってましたね。
な〜るへそ! パスがないから入れなかった、というコトなんですか。・・・やっぱり、説明が欲しかったところデスね〜。

>’09年からはほぼ10割原作から、という形に
ほほう、そうなのですか! 毎度のことですが、流石の博識!
勉強になりますよ!!!

40周年の最終クールということでもあったので、原作に詳しい人はこっそりニヤニヤして下さい(笑)・・・みたいな部分もあったのかもしれないですね。
いずれにしても、「原作アレンジ編」みたいなことを変にアピールしないのが、個人的にはスマートで好感度高いです。

>「今年はこういう路線で行くんだな」と楽しみにしてたんですけど、ね
デスね〜〜_| ̄|○
でも100話は、2年目のラストエピソードっぽい雰囲気みたいですし、きっと5期シリーズの第2シーズンがあるって、私、信じてる!

投稿: ぽろり春草 | 2009年3月20日 (金) 23時52分

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