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2009年1月26日 (月)

2008年年忘れ、牧野由依祭♪

積み残したままでいた『鬼太郎』のインプレをまたぼちぼちと綴ってゆきたいと思いますです(^^;;
で、去年(!)の最後に放映された89話でございます。

Neko8908多忙な人間が大好きという妖怪・いそがしによって、人間たちが不必要に多忙になっているという情報を得た鬼太郎は、いそがしを捜していた。だが年末の人間世界は忙しい人々ばかりで、いそがしの仕業なのかどうか判断が付かなかった。そんな時、鬼太郎はまゆという女の子と知り合った。まゆの家は母子家庭だが、母親は現在意識不明のまま入院中で、高校生の兄・哲也が家庭を支えていた。ネコ娘はまゆと哲也に同情するが、鬼太郎はドライにいそがし捜しを進めるが、既にいそがしは哲也のバイト先の運送会社の社員たちに取り憑いていたのだった。

Neko8905と、ストーリーだけをかいつまむと、いそがし退治を主体にした話のようにも見えますが、実際はいそがし絡みの部分よりも、母親の病気が早く直って欲しいと願うまゆの気持ちと妹を愛おしく思う哲也の、兄妹の絆や、そうしたまゆの純真な心に大きくフォーカスした、ハートウォーミングストーリーとなっています。
それでいて、鬼太郎が簡単に情にほだされてまゆに思い入れず、一旦はドライに突き放してしまう(おそらく、自分に対する戒めとしてのポーズなのでは? とも見て取れますが)辺りも、なかなか“らしい”ワケですよ。
Neko8903それを不満げに思うネコ娘の表情も、これまた憎い♪
このシーンが、ラストでの鬼太郎がいわば“心変わり”を語るシーンに綺麗に繋がっていてイイカンジ。

従ってクライマックスも、いそがしVS鬼太郎のシーンよりも、まゆが常日頃から祈りを捧げてきたお地蔵様を、井戸仙人の力で動けるようにして、Neko8907お地蔵様がまゆの願いを叶えてくれる部分となっており、いわゆる「クリスマスの奇跡」ものと言える内容です。

『鬼太郎』は基本的に和風テイストなので、クリスマスとサンタというパターンではなく(放映も大晦日近辺となってたところも、気が利いています)、『かさじぞう』をモチーフにした形に巧みに置き換えている次第。Neko8904・・・若干画面では判りにくいですが、おそらく保育園でまゆが読んでいる絵本(「むかしのおはなし」というタイトル)に、『かさじぞう』が載っていて、それもあって路傍のお地蔵様に願をかけたり、傘を差してあげるというロジックとなっていると思われます。

そういう点で、キリスト教的なファンシーさ(これはお地蔵様が、まゆの母親の病室に現れた時の、賛美歌を思わせるBGMからも伺えます)と日本民話の心温まる雰囲気Neko8902(病院へ薪を掲げて闊歩する横丁の面々の描写も、そうした民話的なテイストを巧く作っていてOK)とが見事に融合した名編に仕上がっています。

そんなカンジで、メインのゲスト妖怪にも拘わらず作劇的にはビミョーに脇役臭い(笑)いそがし。演ずるのは山口勝平氏で、なんと他局で“コナンVS怪盗キッド”が実現!!ヽ(´ー`)ノ もっとも、いそがしでの演技プランは、ヘタレ演技(笑)ではありますけど・・・。ただそのヘタレ演技が、初手から「あんまり強そうじゃない」感を漂わせていて──実際にも、それほどの強敵ではないですが──、見ている側に、メインの話がいそがし退治ではないことを、言外にきちんと判らせるようにもなっていて、そこも実はポイントが高いところ。
ただ、いそがしの存在が話の本筋から乖離しているかというと、そうではなく、忙しさから過労死してしまった(らしい)父親や、働き過ぎから意識不明になってしまった母親と、哲也の境遇にクロスオーバーする構造も旨いです♪

細かい点ですが、いそがしに取り憑かれた瞬間の、『マスク』を思わせる眼球や舌の飛び出るエキセントリックな描写も面白かったです。
またバトルシーンでは、いそがしに操られた振りをして、モーレツに仕事をこなして哲也を早くまゆのところへ行かせようとする、鬼太郎もヨシ!

さてさて、今回はネコ娘がどうこうではなくて、完全にまゆタンですよ(*´Д`)
演ずるのも牧野由依嬢!(しかし5期『鬼太郎』は、本当にイマドキの人気のある若い声優さんを巧くゲストヒロインとしてキャスティングしてきますよね〜〜〜☆)
Neko8906もう、牧野嬢の純粋無垢な園児というだけで、ぷに好き的には充分すぎるサービスなワケですが(笑)、年上の鬼太郎を「鬼太郎くん」と呼んでしまうバランス感覚もスパシーボ・ハラショー!!!
マグカップを両手でもって、ふーふーして飲む仕草とかもタマリマセンデス☆
こういう性格の子だからこそ、「クリスマスの奇跡」ものがバシッとハマるという感じも強いです。
ちなみに、兄の哲也を演じたのは中井和哉氏。中井氏お馴染みの、斜に構えたクールな青年(『ワンピース』のゾロとか『銀魂』の土方とか)ではなく、妹想いの優しい少年という真逆の役どころながら、大変好演されていたのも印象的でした。

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