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2008年11月 9日 (日)

未確認生命体第79号ツ・チノ・コ

溜まっていた『鬼太郎』79話のインプレです。

Neko7903四十七士に憧れる呼子は、自分もその強さに近づきたいと、蒼坊主に頼み込んで妖怪パトロールの手伝いをしていた。だが臆病なところのある呼子には、妖力が低めの妖怪であっても恐くて仕方がない。少々自己嫌悪気味な呼子に、蒼坊主は「力の強さだけが強い妖怪ではない」と元気づける。そんな彼らは、少年達が凶暴な妖怪・槌の子に襲われている現場に出くわした。応援に駆けつけた鬼太郎はココンのデータ通り炎を使って撃退。だが槌の子は死なず、逆に鬼太郎は噛み付かれ、強力な毒素にために重体となってしまった。蒼坊主は、槌の子が襲われた少年の一人を狙っていることを突き止め、呼子の声マネで誘き出して退治する作戦を考える。怖がる呼子だが、鬼太郎の励ましで囮になる決心をするが・・・。

久しぶりの呼子がメインのお話です。
ストーリーの骨子は、臆病者の仲間が主人公の危機に発奮し、結局主人公に助けられはするものの、思わぬ形で役に立って、大殊勲。ちょっと臆病なところが直る(自分に自信を持つ)。という、王道というか、言葉は悪いですがテンプレ的な展開だったりもします(苦笑)。
・・・まぁ、キッズ&ファミリー向けの作品には、こうしたパターンのエピソードというのは、なかなか重要なファクターでもあるので、それ自体は悪いわけではありません。
ただ、呼子が鬼太郎の危機を救う際に四十七士に覚醒するという、“四十七士捜し編”での毎度のパターンというのも重なってしまい、微妙に呼子の覚醒が安っぽいと言いますか、薄っぺらい感じもしてしまうんですね。
・・・誰彼構わず、鬼太郎への想いが伝われば四十七士の紋章が浮かぶ、みたいなところもあって、あまり“選ばれし者”という雰囲気が出ないんですよね(苦笑)・・・つか、やっぱり47人は多すぎですよ。
むしろ、呼子あたりは「四十七士にはなれないけれど、鬼太郎に協力したい気持ちはそれ以上」みたいなスタンスに、敢えて留めておいた方が“らしくて”良かったのでは?という気もするわけで。
まぁ確かに、判りやすい報われ方、ではあるんですが・・・。

逆に、鬼太郎と呼子の窮地を救った夜道怪の四十七士入りについては、レギュラー妖怪ではないにも拘わらず、3度目の登場ということもあるので、観ている側も「やっぱりそうか!」的な感じやカタルシスはありました。

お話の方は、ツチノコという世間的にはUMAとしての認識の方が強い妖怪が登場。・・・お恥ずかしい話ですが、自分は「土の子」のカタカナ表記だとばかり思っておりました>ツチノコ。
言われてみれば、槌(木製ハンマー)に似た形状してますよね〜(^^;;
で、今回登場する妖怪の槌の子は、お馴染みのピザコブラ(笑)型ではなく、まさに木槌型の大蛇で(これは原作といいますか、水木しげる氏の描いたデザイン意匠をそのままアレンジしているのかもしれませんが)、UMAとしてのイメージを見事に覆すものです。
しかし、劇中で「未確認生命体」という言い方もされていましたが、ついついそうした呼称をされるとグロンギ怪人を連想してしまう自分がいたりヽ(´ー`)ノ 
「妖怪は非現実」なんてセリフもありますが、実際、妖怪ってUMAなんですけどねww・・・流石、男子小学生理論!みたいな。

また5期『鬼太郎』としては、割合と珍しく、執念深く怨念を抱き続ける邪悪な妖怪といったキャラ付けになっており、人間側のゲストである剛少年をつけ狙うのが、彼の祖父にかつて退治されたこと(それも、祖父が悪いというよりも、槌の子の邪悪さを教えられていたため)への、ある種逆恨み的な理由からで、そうしたこともあってか、人語を解さない野獣に近い描かれ方をしています。
加えて、その赤い瞳を持つ一つ目を意識して、赤色系のフィルターをかけた槌の子のPOVカットが何度かインサートされており、効果を上げておりました。

Neko7904ちなみに、槌の子とのバトルシーンは今回もピーカンの青空で、戦闘空にはまったく変化しないわけですが、槌の子が巨大モンスターであるためか、どことなく怪獣特撮物的な匂いもあって、角銅演出回の等身大妖怪の時のような、奇妙な戦慄感はありません。

こうした純粋に巨大モンスター系の妖怪を倒すことを軸にした展開は、いかにも娯楽編といったところですが、鬼太郎が颯爽と倒すのではなく、毒に冒されて完全に力を発揮出来ない状態で、呼子や横町の仲間との共同作戦で勝利を収める持っていき方は、ポイントが高いです(それだけに、クライマックスでの呼子の覚醒が薄っぺらく見えてしまうのが、辛いところ)。

Neko7901今回のネコ娘は、それほど活躍はないのですが、鬼太郎の看病をしたり、重症をおして横町のみんなの前に姿を見せた鬼太郎に肩を貸していたりと、5期ならではの名パートナーぶりを発揮しております。
また、78話ラストで登場した2つ目の新秋服=ホルターネックのチュニックを全編で着用してました。
でも、この回もリアスタイルはほとんど登場しないので、チュニックのように見えますが(笑)。
さらにラストシーンでは、これに可愛いポシェットも合わせていて、服だけでなく小物類も充実してきた感じもあります。

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