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2008年9月23日 (火)

『チビラくん』最終回

チャンネルNECOで、産まれて初めて『チビラくん』の最終回を観ました。

『チビラくん』は、円谷プロが『ウルトラファイト』と同時期(要するに、最初の円谷冬の時代)に製作したギャグドラマ。特撮と言うほどのものはなく、マンガチックなデザインの着ぐるみ怪獣一家が住む「カイジュウ星」を舞台にしたお話なので、レギュラーはみんな着ぐるみ。
・・・基本的にスラップスティックで、それほどドラマ性やペーソスもないため、同じギャグものと分類される『ブースカ』とは、かなり趣が異なります。

ところが、その最終回はいきなり舞台となっている「カイジュウ星」が消滅の危機に瀕して、チビラくん一家は一応ライバルのゴルバとガキンチョ父子らとともに、惑星脱出の道を探るという、『日本沈没』か『地球最後の日』のような、パニックサスペンスのお話!(゜∀゜)
・・・惑星崩壊の原因が、過度の自然破壊による複合的な作用の結果となっていて、チビラくんの父親で科学者のパパゴンが“結局元を辿れば、便利さを追求するあまりに自然をないがしろにしてきた我々怪獣たちがいけなかった”といった旨の台詞を述べる、えらく辛口な内容だったりするわけですよ!
まぁ、折に触れて、実は現在のカイジュウ星は、乱開発でかなり自然が破壊されているという台詞が出てきてもいたのですが、なにぶんメインのロケ地は当時のよみうりランド内なので、風光明媚でのんびりした雰囲気のランドスケープだから、印象に残らないんですね。これが。
・・・ただ、シナリオ作業をしているうちに、公園=人工的に作られた自然という閉塞的なメタファを意図するようになっていった可能性も充分にあるのですが(なんといっても、円谷ですからねw)

ともかく、最終回は異常気象や大型地震が連発して、チビラくんたちがてんやわんやする様を、意外とモアシリアスに描いていて(特にゴルバの故郷・怪獣星への固執ぶりとか)、ネタだけじゃなくて、演出テイストとしても『妖星ゴラス』というよりは、結構『日本沈没』なワケですヽ(´ー`)ノ

・・・まぁ、ラストはみんな別の惑星に移住出来てハッピーエンドではあるのですが、彼らの目の前でカイジュウ星は大爆発して消滅してしまって、ちょっと切ない雰囲気も残る次第。

『チビラくん』のようなスラップスティック作品でさえも、最後は社会的テーマを前面に出したシリアスSFとしてしまうあたり、さすが円谷プロ! と、思わず唸らずにはおれませんでしたヨ。

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