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2008年9月12日 (金)

2週前の『鬼太郎』72話(;´Д`)

8月の最後から、いろいろと仕事が立て込みまくりな日々が続いておりまして、全然マトモにブログを更新することが出来ない日々が続いておりましたです(トホホ)。
で、ようやくちょっとのんびりする時間が取れたこともあって、ほったらかしだったインプレを再開でございます。

まずは8/31放映分の『鬼太郎』72話のインプレなのですが、色々あってまたキャプ画像はナシということで・・・(陳謝)

ぬらりひょん一味は手下の面々に、妖怪城を完全復活させるため、妖怪の家鳴りを集めさせていた。家鳴りの家を揺らす能力が、妖怪城を目覚めさせるために必要なのだ。だが、ぬらりひょん一番の部下と自称する朱の盆は、ドジの連続でまったく集めることが出来ず、ぬらりひょんからこのままではクビだと言い渡されてしまう。動揺する朱の盆は家鳴り集めに奔走するが、待ち受けていた鬼太郎たちに捕らえられ、誘導尋問に引っかかり、妖怪城の秘密を色々としゃべってしまった。蛇骨婆の報告で、それを知ったぬらりひょんは大激怒。そうとは知らない朱の盆はどうにか逃げ出し、家鳴り探しを続ける。

良く言う“不出来な子ほど可愛い”を地でゆく、朱の盆の当番回です。
内容的にも、サブタイトル通り朱の盆がドジにもめげず奮闘する、ちょっと人情喜劇風のテイストになっています(なのであらすじも、意図的に朱の盆サイドで書きました)。

シリーズ構成面では、61話でぬらりひょんが手中に収めた妖怪城の本格的な覚醒(家鳴りの、家を揺らしてポルターガイスト的な事象を発揮する能力が、妖怪城にとってのエナーシャに似た働きをもたらす、と理屈付けが可能なところもミソ)というイベント回でもあり、実際にクライマックスでは妖怪城が圧倒的な力の片鱗を見せるようにもなっています。
とはいえ、話の軸となるのは、今回の主役である朱の盆──アバンのストーリーテラーとしても、朱の盆が登場するほどですから!──と彼が敬愛して止まないぬらりひょんとの関係性で、そこに一番スポットが当たるようにストーリーが組まれているわけです。

これまでも、かなりドジでむしろ“落ちこぼれ”といってもいい、朱の盆をなぜぬらりひょんが側に置き続けていたのか? という一種の“ナゾ”を朱の盆の気持ちを介して(台詞劇ではなく)描いてゆくところが、今回の見どころで、朱の盆が配下になって間もない頃のビル爆破というテロ行動を、朱の盆とぬらりひょん、それぞれのPOVでわざわざ描写してみたり、その時の記念写真(!)を実は二人とも大事にしているというカットがあったり、家鳴りが言うことを聞かず苛ついている時に、側にいない朱の盆にお茶を出すよう思わず命じて狼狽してしまったりと、言ってしまえばこのタイプの話の定番的なシチュエーションではあるわけですが、それが逆に古風な親方と弟子の職人みたいでもあって、悪役妖怪集団ではあるものの、忠義とか恩義といった“心温まる”匂いがするのですよ。

もちろん、ぬらりひょんのために、必死に家鳴りを捕まえようとする健気さもポイントです。
また、妖怪横丁の面々VSぬらりひょん一味の肉弾戦シーンでの、朱の盆のお約束な不幸ぶり(笑)もナイス。

これも(結果論なのかも知れませんが)、2〜3クール目でのぬらりひょん一味の意外と間抜けな描写がチラホラとあったために、自然と受け入れられる感じもしました。
こうしたシチュエーションによる雰囲気が、ひいてはベアード率いる西洋妖怪軍団との雰囲気の差にも繋がっているようにも感じる次第。

そんな具合なので、ラストも普通であれば鬼太郎が完全に覚醒した妖怪城に恐れつつも闘志を燃やすような形にするのでしょうが、ぬらりひょんにクビを取り消されて大喜びする朱の盆(そして、ラストカットがぬらりひょんの個室に飾られた、二人の写真!)という、ホームドラマ風情の幕引きとなっている徹底ぶりもイイカンジ♪

ところで、朱の盆が鬼太郎たちに捕まって尋問を受けるシーンがあるわけですが、なぜかそばに溲瓶が置かれてるのが奇妙でもあり愉快でもありヽ(´ー`)ノ 
言外に「トイレにも行かせない拘禁状態」を示唆してもいて、ぬらりひょん一味に対する鬼太郎たちの厳しい処断ぶりとも見ることが出来ます。

クライマックスでの妖怪城の圧倒的な力に窮地に追い込まれた鬼太郎たちを、夜道怪が救ってくれる展開なのですが、52話で夜道怪自体を悪として描く形にはなっていなかったこともあり、個人的には鬼太郎たちを助けるという流れは、まったく意外ではありませんでした。

さてさて、今回はネコ娘私服着せ替え演出の第一人者w土田豊氏の担当回なので、前半と後半ではネコ娘の着用している服装が替わるよう、例によってコンテ段階から指示されているようです。
ただ、服の切り替わる箇所が、朱の盆が逃げ出したことを知るシーンと直後の鬼太郎と一緒に朱の盆を追いかけるシーンになっていて、どうも時制的に上手く繋がっていないように思えるのです。
わざわざ着替えてから、朱の盆が逃げ出したことを鬼太郎に報告に行った、という緊迫感のないノリにも見えてしまうのですよ・・・シナリオでは、その間になんらかのシークエンスがあったところを、コンテ段階でショートカットした、あるいはシナリオで〈次の日〉のような時制指定がされていたのかもしれませんが・・・。
いずれにしても、もう少し自然に見えるように、そこは調整して欲しかったような気がします。
些細なことかも知れないですし、「ネコ娘の私服コスが2種類拝めて、何を文句言っているんだ。ボケ!」と思われるも知れませんが、これまでは土田氏はその辺を上手くナチュラルに処理してきた──例えば31話のクライマックスでは、ネコ娘は前日から横丁にいて自宅に戻っていないニュアンスを匂わせるよう、その前のシーンと同じ服を着てるような配慮をしていた──だけに、えらく気になってしまったわけでございます。

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