« コミケ、終了〜 | トップページ | お盆だけど、田植えの話ww »

2008年8月20日 (水)

日本では夏コミ、フランスではパティシエ選手権ヽ(´ー`)ノ

Sbc1704夏コミということもあって、ここ3週間ほど停滞してしまっていた『シュガーバニーズ ショコラ!』のインプレですが、パティシエ選手権3部作となる17話18話19話をまとめて行きたいと思います。

実際、内容的にもこの3エピソードというのは、前・中・後編という連続ストーリーになっているので、まとめてしまってもアリ佳奈? とヽ(´ー`)ノ

Sbcopところで、18話はOP付でオンエアされておりまして、コンテやタイミングシートは前シリーズと同一ではありますが、ソフィアをはじめとした子供たちの登場するカットについては、すべて『ショコラ!』版に修正(Bメロのソフィアとフランソワーズがお菓子作りに励むカットは、レイアウトも修正されていると思われます)。このOPで、実はピエールやマルーヌもデザインが変更されていることに初めて気づきました(爆)。
前シリーズでは6月初旬に放映された10話で、今回は8月第1週の18話と、一見すると脈絡ないようにも思えますが、実は各シリーズのDVD第1巻発売月最初の週のオンエアなんですよ。要するにDVD販促プロモーションというコトだったんですね!>OP付の放映

Sbc1702いよいよ、パティシエ選手権の本番がやってきた。予選不通過だったシャルロットやマルーヌも応援に駆けつけて、ソフィアたちに明るく声援を送る。以前のミスを見事に克服してスイーツを作り上げて行くフランソワーズやミレーユをみて、微妙に焦りを感じるソフィアは、盛りつけに用意していた耐熱皿を割ってしまった。(17話)Sbc1701
自ら招いたとは言え、思わぬアクシデントに動揺するソフィア。それをみてバニーズたちは代わりになるものを、パリの街に出て探すことにする。一方、ソフィアは本番開始直前に控え室でニコラが言った「自分の作ったスイーツで、食べた人が喜んでくれれば満足」という言葉を思い出し、気持ちを切り替える。その時、マルーヌが思わず声援を送った。振り向いたソフィアの目に、マルーヌが差し入れてくれた料理を持ってあった耐熱ガラス製の器が──!(18話)Sbc1803
マルーヌの器に気づいて戻ってきたバニーズたちたったが、ソフィアはすでにそれを使ってスイーツを完成させようとしていた。そしてソフィアは無事に調理時間内に完成させることが出来た。マルーヌと一緒に観戦していたエミールは、その機転と完成したスイーツの出来映えに感心する。果たして、ソフィアは本選へと進出し、ジャン・ビゴットらによる最終審査が開始された・・・(19話)

3話とも、各話スタッフはシナリオも含め別々の面々により作られているのですが、通してみても、そうした違いを一切感じさせない、統一感の取れたものとなってます。また、各話ごとに一応の起承転結を設けつつも、3話で一対として話が成立するようにメリハリが組まれている点にも驚かされます。
そのうち、料理作品としての見どころが一番集約されている18話は、釘宮洋監督が自らコンテ・演出を担当しているのですが、変に突出していない──厳密に見て行けば、釘宮氏らしいコダワリの表情芝居など、高いクオリティではあるのですが──Sbc1804バランス感覚や、監督の方向性をしっかり理解して画に仕上げている各話の演出陣のレベルの高さを改めて感じさせてくれます。

また、17話でマルーヌが差し入れに持ってきた料理を紹介するシーンが、彼の優しさを感じさせるだけでなく、18話でのソフィアが壊してしまった器の代わりとなる伏線にもなっているという、なかなか周到な構成になっているのもポイント高いです♪
さらに19話での微妙にトンチキな解説や、お馴染みの食いしん坊な面を使って、基本的に緊張感が連続する選手権の描写を縫う形で、一息つくような緩急がこの3話いずれも付けられているのもミソ。
そのマルーヌと一緒にエミールも観戦するのですが、二人で掛け合うようなやりとりも多く、醒めた天才という印象の強かった前シリーズに比べると、俄然人間的と言いますか、彼なりの人当たりの良さをも感じさせてくれます。・・・特に、スイーツを前に食欲丸だしのマルーヌをジト目で見るようなコミカルな演技が、そうした部分を強く印象づけますね〜。

さて17話で、自らのミスでピンチを招くソフィアなのですが、これはなんだかんだ言って、今回の選手権に対しては何かにつけて「勝ちたい」という気持ちが勝っていたところがあって、有名な演歌の歌詞ではないですが「勝つと思うな、思えば負けよ」を地でゆくアクシデントとなっています。
そこで、ニコラが言っていた“勝つことよりも大事なこと”を思いだすことで、自らを戒める展開に持って行く18話のクライマックスの流れが、非常に巧い!
しかも、被るBGMは14話でしろうさ・くろうさたちが調理シーンでハミングしたあの曲! 大変に恣意的な選曲であるといえるでしょう。

そのピンチを、バニーズたちのアイデアで乗り切るのではなく(彼らも同じアイデアを思いつくわけですが)、ソフィア自身が気づいて克服する“自立性”も嬉しいところ・・・これは、17話でフランソワーズやミレーユが、前シリーズでの失敗をしっかり克服している成長ぶりをみせるのと同じで、見ていて嬉しくなってしまいます。
・・・お陰で、バニーズたちのパリでの奮闘は、空回りという印象もあったり無かったりなんですが(苦笑)・・・もちろん、その活躍ぶり(というかトラブルメーカーぶりというか)は、メチャメチャぷりちぃで──双眼鏡を覗く女の子チーム(笑)のコミカルな表情や、ミュージアムから放り出された時のしろうさ・くろうさたちの「けちんぼー!」とか──、愉快な見せ場にもなってはいるんですけど。

こうしたアクシデントを克服して、16話から引っ張ってきたソフィアのスイーツの全貌が18話で明らかになり、19話は今シリーズも審査シーンで持たせるという構成になっています。
実は、前シリーズとまったく同じタイミングと話数を使って『ショコラ!』でもパティシエ選手権を描いているわけで、これによる恒例行事性が、さりげなくリアルでもあります。

Sbc1901そして、ソフィアが念願かなってついに優勝トロフィーを手にして幕となるわけですが、18話での戒めや自立性が上手く効いてもいるので、予定調和という雰囲気にはなりません。
また、ニコラやピエールのスイーツがあくまでケーキであるのに対して、ソフィアのそれはチョコフォンデュで、アイデア的にも勝っている辺りも、納得出来るものがあります。

ところで、このホンデュマシーンの実用オモチャらしきものが19話のエンドカットに登場してましたが、実際に発売されるんでしょうか? ちなみに、今シリーズもパティシエ選手権最後のエピソードのエンドカットのBGMはファンファーレ系のものに変更されてましたね。

|

« コミケ、終了〜 | トップページ | お盆だけど、田植えの話ww »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202830/42221655

この記事へのトラックバック一覧です: 日本では夏コミ、フランスではパティシエ選手権ヽ(´ー`)ノ:

« コミケ、終了〜 | トップページ | お盆だけど、田植えの話ww »