『ボーンフリー』だ!
『魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜』がまるで『ボーンフリー』で、なまらびっくりしたさヽ(´ー`)ノ
つか、真面目に考えれば考えるほど、コンテを切る段階でレイアウトに必要なBG用のスチルをほぼ全カット分、現地で撮影してきて、それを使って作業しているとしか思えないワケで・・・
そのスチルを(ある程度デジタルで2-D化させてたり、色を整えてはいるものの)明らかにそのままBGとして張り込んでるよナァ〜と。
ということは、実質北海道ロケしたのと同じ手間(いや全部空舞台だから、それ以上ですね)がかかってるって言うことになりますよね・・・>1話
特に、ファーストカットがその実写のBGオンリーと来てるから、ザッピングで見た人は「あ、深夜にドラマやってるよ」と、間違いなくチャンネルを止めるでしょ。
この計算高いフェイクも、ニヤリとさせられましたよ。
まぁ『ボーンフリー』というのは、かなり揶揄した喩えではありますが(苦笑)、実写BGをそのままに近い形で使うことでの、陰や光の“本物感”というのは絶大!
若干(見慣れない分)違和感はありますが、リアリティを追求するアプローチとしては、充分にアリなのでは??
それと、口パク(特に横顔での)がおそらく母音分のパターンを用意して、出来るだけ台詞と同じ口の開き方のコンビネーションになるように調整されていたりと、BGに匹敵するリアリズムを追求していて、これも仰天。特にキャラデザインがシンプルな分、すごく艶めかしく印象に残ります。
BGMを最低限に抑えた演出もポイント高いです。
虫の声を始めとした自然の音をうまく活かしている感じもありました。
非常にたゆたうテンポでありながら、それでいて、こうしたテクニカルな方法によって実写的な緊張感と密度感を併せ持つ作風は、ものすごくアメージング&エキサイティング!
「魔法遣い」シリーズですから(笑)、今後ソラには、色々と葛藤や挫折や喜びといったものが降りかかってくると思われるので、こうした舞台設計の中で、いかなる感情芝居を見せてくれるのか? 大いに期待したいところです。
「アニメーションノート」あたりで、この辺の技術的な部分やそれに至った演出的な理由などを、突っ込んで欲しいところ・・・なんですけど・・・ネェ(苦笑)。
PS:勘違いしていたところが一部あったので、修正しました(陳謝)
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