今週の『シュガーバニーズ ショコラ!』
珍しく、捻りのないタイトルですがww・・・
今週の『ショコラ!』15話は、前シリーズでもあったパティシエ選手権の一次予選合格通知を巡ってのお話で、久々にメインレギュラー全員(ミレーユも含めて)が顔を揃えます。
ミレーユから、パティシエ選手権一次予選を通過したとの電話があり、喜ぶソフィアとしろうさ・くろうさ。それを聞いたピエールやフランソワーズたちは、自分たちの合格祈願も兼ねてサントノーレを作った。その数日後、ソフィアたちの元へも次々に合格通知が届くが、シャルロットだけは落選してしまった様子。マルーヌは一次予選の〆切を間違えてしまう大失態を演じ、ソフィアたちはみんなの分も頑張ろうと決意を新たにするが──
前シリーズでは、ソフィアだけが最期まで予選通知が来なくてハラハラさせる展開でしたが、今年はそんなこともなく、ソフィアのところにもすぐに通知が届きます。ここのシーンで、前回しろうさ・くろうさたちがハミングした曲がBGMに使われていて、前回の印象も手伝って、手紙を受け取ったソフィアたちの嬉しい感じや胸をときめかせる感じが上手く伝わってきます。
が、話の最後に、ついにニコラの口から自分もパティシエ選手権に出場することが明かされ、ソフィアが動揺するという、予想通りの展開を見せてくれます。
予想通りとはいえ、ここまでのソフィアのニコラに対する気持ちが、思いのほか“友達以上恋人未満”な位置に移っているので、なんとも複雑極まりない気分になってしまうところがポイント。──そこでの、ソフィアの困惑した表情づけがまたイイカンジ。
ピエールやフランソワーズは、手放しでニコラの合格を祝するところも、ソフィアの困惑感を高めておりますね〜。
今年は天才エミールは参加しないことが確定しているので、やはりソフィアとニコラのチョコ一騎打ちという(ソフィア的には苦い)流れになるのでしょうか??
そんな予感をモロに感じさせる内容です。
そうした中で、マルーヌが根本的に不戦敗という大失態で出場しなかったり、本選ではある種コメディリリーフ的な見せ場となるかも? と期待していたシャルロットがどうも予選不通過らしかったりと、(作劇上のキャラ整理もあってか)意外というか予想外の展開もあったりして、そこは驚きです。
ここでの不通過らしいと知って、べそをかいちゃうシャルロットが、ママに「バレエのレッスンの時間よ」と声をかけられた途端、表情が一変して嬉々として練習に出かけてしまう気持ちの豹変ぶりが、いかにも小さな子っぽくて(イスから、ピョンと元気よく飛び降りる幼児ならではの動作もGJ!)、良いんですよ〜〜ヽ(´ー`)ノ また、そんな現金なところもシャルロット的といえば、シャルロットっぽいですし(笑)。
細かいところではありますが、冒頭の電話をしているミレーユのセリフに合わせた表情や動作が凄まじくナチュラルで(画面はバストショットFIXなのに!)、シリーズを通しての登場シーンがどうしても少なくなってしまう分、こういう形で印象に残る画作りになっているのも嬉しいところ♥
今回マルーヌが、前シリーズ前半の時のような辛辣で歯に衣着せぬ物言いをズケズケしてしまう、ちょっと嫌なヤツ風になっていたのも、個人的にはOK♪ 本人としてはまったく悪気がないのは、見ている側ももう判っている分、なんか“らしいな〜”といった雰囲気があります。
しかも、応募の〆切を勘違いしていたというおマヌケぶりも楽しい限り。ショックでいつもの閉じ目が、まん丸に変ってしまうショック描写もグー!
今回の作監は、演出・コンテと一人で全部こなす鈴木大司氏。細かく行き届いたキャラの動作だけでなく作劇的な演出テンポも含めて、良いお仕事しております!
また落選したこの二人を、本選ではどのように話に絡ませてくるのかも楽しみですね〜。
・・・そういう意味では、予想通り故に期待の持てる部分と意外な展開で期待が膨らむ部分がうまくミックスされていて、見る側としても今後の本選でのエピソードが大いに待ち遠しくなる、そんなエピソードになっているわけですね。憎いなぁ〜〜☆
ところで、今回も“劇中に於ける去年”の話がちらりと出てきておりましたが、ここでも前シリーズ27話でのキャラ表に基づいてソフィアたちが作画されておりました。
27話のキャラ表は、NGではなくあくまでも“劇中に於ける去年”=2年生の頃のソフィアという扱いでフィックスしているようです。
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