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2008年7月 1日 (火)

ネコねこナース、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ

今週はハイペースで(苦笑)、『鬼太郎』64話のインプレでございます。

Neko6404前回の予告にも登場していたように、ネコ娘のナースコスに期待も高いエピソード♪(作監も、信実節子さんですし) 
なのですが、それ以上に久々にダークな雰囲気の鬼太郎が拝める(アバンでの、「今日のお話は恐いですよ」といった直後の、引きつった笑みがエグすぎ!)、角銅博之演出ならではのホラーテイストも存分に味わえる一本です。

四方を山に囲まれた鹿羽村。この村の病院に、都会の大学病院で医学を学んでいた院長の息子・泰造が帰ってきた。病院では、夜になると死体が動き出すという奇怪な現象が起こっていた。父親の院長をはじめ、村人たちは古くから伝わる“死人つき”によるものだというが、現代医学を信じる泰造には納得がいかない。だが、その夜泰造の目の前で死体が不気味に動き始めたのだった・・・

地方の村で伝承的に妖怪が言い伝えられている、というシチュエーションはこれまでも何度か登場していましたが、2年目では基本的に村人たちがそれを疑ったり笑い飛ばすということがなく、個人的には今ひとつピリッとしない気分があったので、今回のように現代医学を信奉し、伝承を軽んじる青年・泰造の恐怖体験を綴るエピソードは、久々に“『鬼太郎』らしい”雰囲気を持った満足度の高いストーリーです(1年目では、こうした劇中的には実在する民族伝承を迷信を笑い飛ばすシチュエーションは、長谷川圭一脚本回の独壇場という感じがあっただけに、三条陸氏がこうした話を書いてくれるのは、嬉しいところです)。

Neko6405今回の主役とも言うべき泰造も、単に功名心に駆られているというのではなく、村を近代化することでよりよい生活が送れるに違いないと信じている(それなりの理をもつ)人物として描かれていたり、死人つきによって死体が動き出す時には、医療モニタにも科学的に変化が起きる描写があったりと、一元的かつ短絡的に、“神秘的なもの>科学的なもの”という形になっていないのも特徴です。
もちろん、テーマ的には科学だけでは解明しきれないものがたくさんある、ということなのですが、『鬼太郎』という作品性を鑑みた時に、単に神秘的なものだけを持ち上げるだけでは、神秘主義偏重にも見えてしまうところもあるので、今回のような科学的な描写や近代化の理想といった視点を加えることで、逆に摩訶不思議な部分が際だっているように感じます。
5期『鬼太郎』では泰造のような人間に対して、鬼太郎は基本的にドライな態度を取るわけですが、今回は泰造にも一理あるといった部分もあって、ただドライなだけでなく彼の心情を汲んだ言動も伺わせています(ラストでの「しかばね村じゃなくて、しかは村と読むそうですよ」と言うセリフ──冒頭での泰造とバスの運転手のやりとりを受けたものですが──が一つ好例と言えるでしょう)。

──ところで泰造が開発したという医療デバイスは、なんだか医療用トリコーダーみたいとか思ったりもしてヽ(´ー`)ノ

Neko6406話の軸は、泰造が経験する死人つきへの恐怖にあるので、その辺のホラー感も満点です。
『鬼太郎』での角銅演出回の一つの特徴として、BGにシャドーを引いて、画面手前から奥に向かって薄暗がり〜暗闇の空間(ダークゾーン)を効果的に作り、人間が本質的に持っているとされる闇への恐怖感を煽る画作りになっている点なのですが、今回は恐怖シーンの場面が夜の病院ということで、密室性も加わり、いつにも増して、このダークゾーンの恐怖感が強いです。
そこからヌッと現われる白い死人つきというコントラストは、それだけでドキリとさせられますし、さらに死人つきが、かなりバイオレンスな立ち振る舞いをするので、そのショッキングさは強烈を極めています。

また、鬼太郎が死人つきと対峙する様も非常にストイックで、お馴染みの技を一切使わず、それほどの大立ち回りもせず(アクション的な見せ場は、ネコ娘が死人つきを牽制するシーンだけ!)いわば頭脳プレイで撃退するという、燻銀の展開なのもミソ。
それでいて、死人つきや惹かれて現われた魑魅魍魎たちが朝日を浴びて溶けてゆくシーンの勝利のカタルシスは、いつものバトルアクションのそれと比しても何ら遜色のないもので、そこもまたスゴイ!

てなカンジで♪ ストーリー展開や退魔の方法、ホラー性の高さなど、そのまま『墓場鬼太郎』でも通用しそうな一本でありました。

Neko6403さてさて、今回のネコ娘ですが、ギャグっぽいシーンだけでなくそれなりにアクションもしてくれますし、ナースコスにはなるしと、見せ場は結構多いです♪
村のお寺での、住職から話を聴くシーンでの正座で脚が痺れちゃってるあたりとか、そこでのねずみ男とのお馴染みのいがみ合い(笑)とか(こういう時のマンガチックな強烈なプンスカ顔って、すっかり定着してしまいましたネ〜ヽ(´ー`)ノ)は、話が話なだけに、ホッと一息付けるような緩急の付け方にもなっていて、ナイスバランスでもあります。Neko6402
ナースコスでのアクションも、ネコ妖怪らしい俊敏かつ空中回転というアクロバティックなことまでしてくれて、ビミョーに『チャーリーズエンジェル』的お色気(?)テイストもアリで、こちらもグー☆

また、鹿羽村では新夏服3パターン目を披露。Neko6401これまでのネコ娘ファッションとは異なり、ブルーのショートパンツという色合いもヨカヨカ。さらに、ラストの鬼太郎の家でのシーンでは(劇中内で日付が変っているので)旧夏服のジャンスカを着用しているという、土田豊演出譲りの衣装チェンジもなされていて、そこもOK。
これがコンテ段階での指定なのか、作打ちでのアレンジなのかは判りませんが、こうした衣装チェンジが土田氏の演出回以外でも見られるのは嬉しいですね〜。
まぁ、作画的にも演出的にも手間がかかるのですが、ネコ娘の私服設は多数ある分、衣装チェンジがスタッフ全体に浸透してくるとイイナァ〜と思ったりもする次第。

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コメント

初めまして。kuです。
出来れば…「なんたって!ネコむすめ」の他にろくろ首の同人誌も作ってくれますか?
TV雑誌に書いていて65話の次回予告には出ていなかったのですが、鷲尾さんの紹介でネコ娘が家庭教師の仕事をするようです(分かりませんが…)。

投稿: ku | 2008年7月 1日 (火) 18時56分

kuさん・・・
コメントありがとうございます。

自分も、ろく子さんはお気に入りのキャラではあります。
ただ、いかんせん彼女は衣装持ちじゃないんですよね(^^;;
ですので、同人誌はちょっと難しいカモ?? という感じです(ゴメンナサイ!)

>鷲尾さんの紹介でネコ娘が家庭教師の仕事
アニメ誌にも、同様に書かれていました。
ワンポイントで、久しぶりに登場するかもしれないですね>鷲尾さん

投稿: ぽろり春草 | 2008年7月 1日 (火) 20時25分

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