『ショコラ』も『鬼太郎』もインプレは遅れまくりでございます(陳謝)
先週から今週にかけて、色々と仕事の〆切がドドンと寄せては返す波のようにやってきているので、思うようにインプレの時間が取れなくて・・・
とか言っているうちに、もう火曜日が来てしまうので、まずは先週の(;´Д`)『ショコラ』16話のインプレから。・・・先週の『鬼太郎』67話(千和祭)の方は、今週中みたいな形になるかと(陳謝)。
パティシエ選手権への出場も決まって、ソフィアは本選に向けてスイーツ作りの練習を始めた。肝となるチョコの試作を重ねるものの、なかなか気に入った味が出来ない。しろうさ・くろうさとアイデアを考えるが、そのうちにソフィアは居眠り。そこへシャルロットがやって来て、フランソワーズやピエールが試作したスイーツは、とてつもなく美味しかったと言うではないか!?
“居眠り”というシチュエーションが挟む段階で、夢オチ展開なのはミエミエなのですが、話の内容としてはそこはさして問題ではなく、その夢でソフィアがチョコ作りの秘策を思いつくことがポイントのストーリーです。
冒頭からパティシエ選手権用のスイーツ作りの練習に精を出すソフィアの場面からはいるわけですが、お菓子作りと言うよりも、何やら日曜大工のような工作をしているところが気にかかります。しかも画面手前を常にイスなどがなめていて、ソフィアがパパさんの指導の元何を作っているのか具体的には一切判らないことで、本選でのソフィアのチョコを使ったスイーツがいかなるものなのか? 大いに機になる演出になっています(意図的に隠しているのは、おそらくシナリオ通りだと思われます)。
で、この工作のための材料を、クローゼットの中をのぞき込んでソフィアが探しているというのが今回のファーストカットなのですが、おしりを突き出してフリフリする動作による“探している演技”が、もう殺人的にカワユ過ぎ♪(*´Д`)
続く、しろうさとくろうさがチョコ作りの練習をしようと声をかけると、ソフィアが「おー!」っと意気揚々と拳をあげて応えるカットのハツラツさもグッド♥
そしてチョコの試作を続けて行くことになるのですが、ここではもちろん一種の繰り返しギャグのパターンで試行錯誤を続けて行くコンセプトではあるものの──つまりソフィアがボールでチョコをかき混ぜ「できた〜!」と声を上げて試食→コミカルなションボリ表現という流れ──、そのルーティンが次第にギャグっぽくなってしまうような展開になっているのがミソ。
変にギャグ的に推していかずに、ほんのりコミカルな感じで行くのが『シュガーバニーズ』らしいところでしょう。
それにつけても、ここで泡立て器を混ぜるソフィアの手つきが前シリーズの7話辺りに比べて、明らかに上達している雰囲気があって、(おそらくソフィアの顔つきとか腕の動きとかの処理によるものだとは思うのですが)「ソフィアタン、お菓子作りが巧くなったなぁ〜」と妙に親目線で見てしまったりヽ(´ー`)ノ
そして、夢の中のシーンへと入って行くわけですが、時間経過を表すソフィアの家の屋根に小鳥が止まるインサートカットが、なんともほのぼのとしていて、呑気な昼下がりといった感じも巧く出していますね〜。
この夢のシーンで大活躍するのが、シャルロット。ちょっとトラブルメーカーといいますか、ソフィアの気持ちを引っかき回すようなスタンスでの登場です♪ もちろん、夢の中とはいえシャルロットに微塵の邪気もないワケなんですけどね(笑)。
ここで、シャルロットはフランソワーズから特大の苺のショートケーキを最終的にホールごと(゜∀゜)平らげてしまうのですが、頬張った後の風船のようにふくれた姿がまずケッサク!
また前後しますが、美味しいと喜ぶシャルロットに対して、例によって自信満々でタカビーな笑いを見せるフランソワーズが、面妖なまでにローアングルからの煽りアングルだったりするのもユカイ☆
また、「もっと召し上がれ」というフランソワーズにシャルロットが「召し上がりまーす!」と応えたり、その後のしろうさ・くろうさやソフィアとのやりとりでのオウム返しな返答など、独特の会話のテンポ感やコミカルなニュアンスが、いかにも浦沢義雄脚本といった面白さデス!
その次にシャルロットは、ピエールのスイーツを試食するのですが、自転車のミニチュアのような精巧なスイーツを、無造作に食べ始めてしまう豪快さもキュート(*´Д`)
躊躇なく車輪部分をもぎ取り、口の回りにチョコを付けてもりもり食べて行く動作が、恐ろしいまでにぷりてぃなのデスよ〜〜〜!
ちなみに、ここでピエールが「どぉ?」と感想を求めるカットでのポーズが、実は前シリーズ22話での、こむぎうさたちに彼が「(シチューを)ご馳走するからね!」とキザっぽく決めるポーズと(多分意図的に)似せてあって、思わずニヤリ。
こういうシリーズを跨いだ遊び心を感じさせる演出は、さすがスタジオ・ルナ回(かしやまとしゆき氏の演出)ですね〜。
このシャルロットとのドタバタ的なやりとり(しろうさ・くろうさと痴話ゲンカしてしまうシャルロットの表情や動きも楽しい限り!)の後に、ソフィアは新しいバニーズ、れんげハニーうさ・クローバーハニーうさから蜂蜜を隠し味にするヒントをもらう。これも『シュガーバニーズ』らしいファンシーな展開です。
ここで、ソフィアが蜂蜜をスプーンですくってなめる美味〜〜なカットも、超絶的かつ殺人的な可愛さ! ・・・今回はもう、何回「可愛い」を連発すればよいのか? というくらい、ベストショットが満載なのですヽ(´ー`)ノ
さらに、夢から覚めて早速蜂蜜入り猪口を作って試食するシーンでの、食べた瞬間花が咲くという美味しさ表現は、ダイレクトですがその分効果的でもありました。
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