« もこちゃんの新しいおともだち──ちぃち と なぁな | トップページ | 早速、フラグ発生ヽ(´ー`)ノ »

2008年4月 9日 (水)

Yes!ネコ娘GoGo!・・・出た!新コスチュームの力!(笑)

Neko5205『鬼太郎』2年目の一発目となる52話。・・・貝澤演出回のお約束で、超絶長文ですヽ(´ー`)ノ
OPも相当入魂な感じですが(詳しくは4/6の記事を見てみてみてね♪)、本編の方も、演出を貝澤さんが直接手かげた上に作画もハイレベルなクオリティで、2年目の幕開けに相応しい気合いを感じる仕上がりになってます。

塾の帰り道に暗がりで奇怪な僧侶と出会った光一は、結局その夜、自宅の軒先で僧侶を雨宿りさせてやった。翌日光一は、僧侶から雨宿りの礼として願いを叶えると言われ、恐怖に震えつつも半信半疑で、自分を塾で一番の成績にして欲しいと頼んでしまう。翌日から、光一が通う塾の友達は、僧侶によって消されてゆく。その奇怪な僧侶の正体は、妖怪・夜道怪だったのだ。

というストーリーで、偶然に夜道怪の悪行を知った鬼太郎が、その行動を阻止しようとする展開です。なので、クライマックスでのバトルシーンで初めて光一は鬼太郎の存在を知る形になっており、彼が夜道怪の恐怖にひたすら独りで耐える様子を、ホラー&サスペンス感の高い緊迫したムードで描いています。

貝澤さんが得意とする(笑)雨中シチュエーションが連続しますが、今回はシナリオ通りと思われ、陰鬱なムードを盛り上げる定番的なもの。とはいえ、光一の自宅のBGカットなどでの雨で煙った濃密な雰囲気や、夜道怪を雨宿りさせた翌朝、登校してゆく光一を水たまりの水鏡を使って追ってゆくなど、“雨の貝澤”の異名通りの雨の見せ方が随所にあります。

また、個人的に雨よりも貝澤演出のキモと考える、シルエットを使った演出がものすごく効果的に使われているのが、今回の特徴。

そもそも夜道怪の技自体が、周囲の影を集めて相手の足下へ送り込み、影の中へ引きずり込む、ディラックの海攻撃(笑)──言わずもがな『EVA』のレリエルヽ(´ー`)ノ──ですから。
Neko5202・・・その影に呑み込まれると、完全に沈降してしまうのではなく、何か一部が地面に突き出ていることで“生き埋めにされた”感をアピールする、得も言われぬ恐怖感もタマリマセン。

貝澤さんがそこからインスパイアされて、影(シルエット)を印象深くする演出を施したのは、想像に難くないワケです。

例えば、夜道怪と鬼太郎の最初のバトルで、影の中に引きずり込まれそうになった鬼太郎を、一反もめんに乗ったネコ娘が救い出すシーンで、地面内の夜道怪はノーマルで、地表部分となる鬼太郎の半身やその上を横切る一反もめんは完全にBL塗りつぶしで、いわば影の世界と通常の世界が逆転している見せ方。あるいは、クライマックスのバトルシーンで、煌々としたつるべ火の灯が作るシルエットで、横丁の仲間たちが夜道怪に倒されてゆくシークエンスなどは、もう鳥肌もの。この“瞬殺”をまさに絵に描いたようなテクニカルな演出はどうだ! 普通なら、具体的に夜道怪と仲間たちとのバトルを見せるところなのでしょうが、敢えてそれを(鬼太郎の位置から見て)影絵的な形で表現することで、夜道怪の圧倒的な強さが際だっているわけですよ!

また、バトルシーンで言えば、夜道怪との最初の戦闘での、髪の毛針やリモコン下駄の繰り出す演出も、これまた今までとはまったく違う見せ方で、しかもカッコイイ。
殊に、地を這うように夜道怪へと飛んでゆく髪の毛針からのPOVカット。SF作品でのミサイルのそれを応用した感じの超絶なスピード感たるや、もうサイコー(デジタルでのブレ効果と、奥にいる夜道怪へのポン寄りを複合させたタイミングの詰め方も見事!)。続くリモコン下駄は、逆に上空から急降下して攻めてゆく、いわば二面攻撃というのもポイント高いですよ。

しかも、こうした派手な攻撃の見せ方にも拘わらず、夜道怪はすんなりとかわしてしまうことで伝わる、その手強さ。おそらくシナリオ通りの展開とは思いますが、鬼太郎の技の出し方が異様にカッコイイだけに、余計に強いと感じさせるものがあります。

それから、今回は鬼太郎が技を出す時に、一切技の名前を叫ばないところが、よりクールで大人っぽいトーンをエピソード全体に与えていたようにも感じました。

Neko5201一方、光一が今回のいわば主役ともいえる存在なので、彼の心理状態に応じて、魚眼レンズ風の超アップのレイアウトにしてみたり、広角レンズで異様に奥行きを感じさせるレイアウトにしてみたりと、Neko5203『貧乏姉妹物語』でのシリアス表現で使っていた心理描写テクニックを、ホラー表現として応用していて、見るものがストーリー上の主役=光一へ感情移入している分、光一の恐怖がダイレクトに伝わる仕掛けにもなっている次第。う〜む、お見事という他はありません。

さらに、夜道怪に憑依された真紀ちゃんの、人ならざる動きの不気味さも強烈です。

ここまで、徹底した怪奇&恐怖シチュエーションで押しておきながら、切り札がねずみ男の屁で、それをネコ娘がバズーカよろしく発射する、アッと驚くコミカルなクライマックスという落差が、いかにも三条陸氏のシナリオという具合。
このセンスがやはり5期『鬼太郎』の根幹をなしているのだなぁと、改めて思いました。

Neko5207その辺の狙いを汲んでの、ねずみ男の屁を吸い込む夜道怪の表情のせっぱ詰まり具合が、なんとも滑稽で、独特のカタルシスを生みだしてマス。

さてさて、そんなこんなで我らがネコ娘の出番そのものは、それほど多いわけではないんですが、しかし登場シーンはどれもこれもインパクト抜群の名場面ばかり!

久々にバイトスタイルの宅配便ユニフォーム(つか、ねこねこ便ってもしかして、ネコ娘が起業してる??(笑))や、新シリーズを強調するかのような、新しいシーズンコスチュームのお披露目と、コス的にも大満足☆
特に新春服のセーラーワンピは完全に殺人的なキュートさで、上野ケンさんアッパレ!
特に4クール目が基本コスを中心にあまり“着せ替え”が無かっただけに、その衝撃度は夏服や秋服の時の比ではないのデスよ! もしかして、このインパクト感を狙って4クール目は敢えて“着せ替え”を控えていたのでは? と勘ぐりたくなるくらい(笑)。

ねずみ男を四つん這い走法で追いかけ回すギャグカットも愉快だし、夜道怪との最初の戦闘でピンチになった鬼太郎を救い出す、パースとデフォルメの効いた動きもヨカヨカ☆

Neko5204でも、なんといっても最大の見せ場は、さっきも触れましたが、鬼太郎が“第2の策”=切り札として用意していたねずみ男の屁こきバズーカをぶっ放すカット!
さすが、新シリーズになって新コスチュームでパワーアップってカンジヽ(´ー`)ノ

この直前でのねずみ男を説得(?)する時のキレまくりの表情(対するねずみ男が、目の繋がったおまわりさんのような顔になっちゃったりするのもケッサク!)や、ねずみ男をウンショ! と背負い投げのように持ち上げて、夜道怪をロックオンするパワフルな動きがものすごくイイのですよ♪
(化けネコモードでの針目のハイライトが、振り向きに合わせて一条の光になって流れるのもカッコイイの♥)

どの程度コンテ通りなのかは判りませんが、ちょっとタイミングやテイストが45話での、ネコ娘がキレて公園の巨大な看板石を持ち上げるカットに似ていてる気がするんですが・・・(笑)

市川雅也 鈴木太貢朗 太田優喜 羽坂英則 上田明美

クレジット上は、以上の5人の方が45話と52話の両方に参加されている原画マンさん(実に45話の原画マンのほとんど!)でして、もしかするとこの方たちのいずれかが、ねずみ男・屁こきバズーカ(笑)のカットを担当されているのかも知れません。
ちょっと追記:
↑のようには書きましたが、改めて45話の当該カットと比べてみると、案外動きそのものよりも、ネコ娘の発奮具合みたいな演出面での演技のテイストが近いのかも・・・とも思ったり(^^;;

最後に、余談ではありますが、光一が手にしていた成績順位表には、「勝間田具治」「西沢信孝」の名前が載っておりました(笑)。その他は「野中五月」などキャストの名前を適宜入れ替えたような名前がずらり・・・。こうした遊びも個人的には好きですね〜〜。

|

« もこちゃんの新しいおともだち──ちぃち と なぁな | トップページ | 早速、フラグ発生ヽ(´ー`)ノ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202830/40830873

この記事へのトラックバック一覧です: Yes!ネコ娘GoGo!・・・出た!新コスチュームの力!(笑):

« もこちゃんの新しいおともだち──ちぃち と なぁな | トップページ | 早速、フラグ発生ヽ(´ー`)ノ »