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2008年3月10日 (月)

ゲゲゲハウス対土ころび

今週は久しぶりに、素早く(苦笑)『鬼太郎』のインプレでございます。

井戸仙人が作った奇妙な薬のせいで、鬼太郎の家が妖怪となって動き出してしまった。それなりに自我を持った家──ゲゲゲハウスは、鬼太郎に憧れているらしく、悪の妖怪を求め妖怪横丁から人間世界へと飛び出してしまった。後を追う鬼太郎とネコ娘。その頃、人間世界ではねずみ男が甦らせた妖怪・土ころびによって、ひどい停電騒ぎが起こっていた。

今回は、5期『鬼太郎』としては珍しい、マーチャン絡みのエピソードで、OPあけのCM枠でいきなり「ゲゲゲハウス」の玩具CFが流れる抜かりのなさヽ(´ー`)ノ
これまでマーチャン絡み回の脚本は、シリーズ構成の三条陸氏が担当していましたが、今回は吉田玲子さんが執筆しており、全体的に吉田脚本回らしいユーモラスな雰囲気が漂ってます。
特に、ゲゲゲハウス(当初、目玉おやじや鬼太郎から「家」と呼ばれているところもケッサクで、ゲゲゲハウスと命名された後も目玉おやじに「おい、ハウス」と呼ばれたりして、実はあまり命名になっていないところも愉快デス)の、鬼太郎に憧れてちゃんちゃんこや下駄を欲しがったり、大して強くもないのに、土ころびに立ち向かおうとしたりと、どこかアホっぽいペット感覚(笑)な描き方がポイントです。ゲゲゲハウスを演じる千葉繁氏のコミカルな演技も、上手くマッチしていて、その辺のキャラ立ちは良かったです。

そのゲゲゲハウスは、ラストで人間世界で元の家に自ら進んで戻ってしまい、やむなくぬりかべがゲゲゲの森まで担いで運ぶというオチも、いかにも吉田玲子脚本ならではのユーモラスな展開と言えるでしょう。

Neko4801ワンポイント的な部分ですが、家型妖怪が鬼太郎の家と知り驚く横丁の面々のカットが、EDの「ゲゲゲのゲ〜」の歌詞部分のそれに似かよらせてあるのもナイス。

話の構造としては、ゲゲゲハウス絡みのストーリーと、ねずみ男が操る土ころびによる停電騒動の二つの話が、二元的に進み、クライマックスで両者が(半ば偶然的に)相まみえるという、オールド特撮ファンとしては『フランケンシュタイン対地底怪獣』を連想してしまう内容だったり(笑)。・・・吉田玲子さんがそれを意識してシナリオを書いたかどうかは分かりませんが。
ただ、クライマックスのゲゲゲハウスと土ころびのバトルや、それに至るまでのゲゲゲハウスとゲストの小学生の兄弟との絡みなどは、どことなく60年代の「怪獣映画」っぽい雰囲気もあります。

とはいえ、全体的にはちょっとピリッとしない印象があるのもまた事実で、土ころびの停電騒ぎとゲゲゲハウスを繋ぐ役割を果すはずのゲストの兄弟が、どことなくとってつけたような感じもあって、もっとこの二人の視点で話を進行させれば(例えば19話のような感じ)、締まった内容になったのではないかしらん?

クライマックスの土ころび対ゲゲゲハウスのシーンも、25年前の戦隊シリーズの巨大ロボ戦みたい(爆)な送電線が置かれた野っぱらというランドスケープ&巨大感のない引きのフィックスが中心になっているわけですが、これも狙ってやったというよりも、結果としてそうなってしまったという雰囲気で・・・(汗)。送電線も、土ころびを倒すいわば“アイテム”として鬼太郎が使用するところから、画面のどこかに置いておかないと整合性がないなぁ程度のような気がするわけです。

と、割合としょっぱい感じの漂ってしまう48話だったわけですが、ネコ娘的な見せ場もそれほど多くなくて、重ねてションボリ(´・ω・`)

Neko4802ただ、ゲゲゲハウスに下駄を用意してあげたりと、優しく面倒見のいい部分を見せる女の子っぽい雰囲気が割合と強い感じがグー。
また、人間世界へと飛び出したゲゲゲハウスの中で揺られるシーンで「今日はここに泊めてよね」というネコ娘に、鬼太郎が「しかたないなぁ〜」と心底しょうがなさそうに応えるやりとり(「仕方ないって、どういうことよ!」とムッとしちゃうところも、またカワユス♪)が良かったですね〜☆
Neko4803&このシーンでは、39話同様にネコ娘がまたしても激烈に壁に頭を叩きつけられるというギャグ・シークエンスがあって、今回の演出が39話と同じ西沢信孝氏だったことも合わせて、これもニヤリ。

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