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2008年3月 8日 (土)

12人の怒れる妖怪

もう明日は『鬼太郎』のオンエア日ではありますが(汗)、ようやく47話のインプレです。
例によって時間がないため、今回もキャプ画像はナシでございます(陳謝)。

閻魔大王の言葉を無視して地獄の鍵を使ってしまった鬼太郎は、その罰として地獄の牢獄で石積みの刑に処されていた。そんな時、鬼太郎が人間と組んで妖怪の憩いの場となっていた秘湯を荒らしたという訴えが百々爺からあり、鬼太郎は裁判にかけられ千年の壺詰めの刑を言い渡される。もちろんそれは冤罪なのだが、それを証明する手だてはあるのか?

一応、46話を受けての流れの話ではありますが、鬼太郎が裁判で罪に問われるのは独断での地獄の鍵の使用についてではなく、百々爺がでっち上げた鬼太郎の犯罪で、それについて横丁の仲間たちが無罪を証明しようとするという内容です。そういう点では、ちょっと肩すかし(?)を喰らったところもあったりして。

いわゆる裁判もので、これまでに鬼太郎に倒された悪の妖怪たちが何人か“証人”として再登場するわけですが、総集編的にフィルムを繋ぐような安直な作劇でないシナリオが、まずイイ!
また、天狗ポリスの黒カラスや大天狗、閻魔大王、五官王と、5期『鬼太郎』のいわば組織勢力に関わる面々がずらりと登場して、鬼太郎の行動が妖怪世界でもひときわ注目されていることがうかがえます。と同時に(五官王でさえ)みな鬼太郎を本質的には信頼していることも明らかにされて、イイ意味でヒーローとしての鬼太郎の後ろ盾を感じさせるものもあります。

逆に、傍聴席の妖怪たちは、基本的に人間贔屓の鬼太郎に対して、少なからず反感を抱いているスタンスもミソ。5期の妖怪は、人間の自然破壊によって棲むところを追われているというパターンが多いので、人間への憤りのはけ口として、裁かれる鬼太郎に罵詈雑言を浴びせるノリになってます。それでいて、無罪となったら掌を返して鬼太郎を讃える“衆愚性”もニヤリ。

で、展開的に百々爺を操っているのがぬらりひょんとかだったら最高なんだけど・・・と思ってみていたら、意外な形でぬらりひょんも登場して来てビックリ! 百々爺とのバトルで、鬼太郎にコッソリ手を貸してやった上に「鬼太郎を2000年も殺せなくなるなんて、冗談じゃないからな」と不敵に笑いながら去って行く姿には、もうしびれまくり!
そんなこんなで、シリーズの縦糸を担うレギュラーキャラ総登場で、かなりパーフェクトな内容なんですナ。

しかし今回の一番の立役者となるのは、なんたってねずみ男!
当初百々爺に金で雇われ味方していたと思わせて、クライマックスで鬼太郎側に寝返る(というか、最初から黒カラスと組んで、百々爺の悪行を押さえようとしていた)展開のカタルシスの高さ!
このある意味でらしからぬ、ねずみ男の心意気と行動も、42話でのオベベ沼への行き帰りでの鬼太郎とのやりとりが実は上手く効いていて、変に引っかかるような感じはありません。ちなみに、42話の脚本も三条陸氏です。

一方、冤罪に苦しむ鬼太郎に、やはり一番心を砕くのがネコ娘で、一方的な一審判決に驚き、ねずみ男に相談を持ちかける辺りの健気さ、そしてラストでの実は真実の人だったねずみ男にちょっと顔を赤らめて「バカ」と漏らす辺り(これは、ねずみ男に相談した際、その茶化した言い方にムッとして「バカ!」と捨て台詞を吐き捨てるのと、さりげなく呼応させてもいるわけですね)といい、バツンとヒロインっぽい立ち回りで、そこも大きなポイントですねーヽ(´ー`)ノ
特に今回は、秋服の中でも清楚な雰囲気の一番強いカーディガンスタイルだったこともあって、そうしたヒロイン度合いを、一層引き立たせておりました♪

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