« フィグマ長門とか、ねんどろ丸焼きさんとか | トップページ | キャッスルフェア »

2008年2月22日 (金)

“ふるつばきのさく頃に怪”もしくは“メイド大家族”(笑)

Neko4502_1今やスーパーブンビータイム(笑)となった日アサ東映アニメ。
その後半の『鬼太郎』ですが、今週は真倉翔氏の二度目の登板となる、5期『鬼太郎』ならではの、メイド喫茶が登場する萌え要素たっぷりのエピソードです。

妖怪ポストに届いた手紙から、ねずみ男行きつけのメイド喫茶の調査に訪れた鬼太郎と目玉おやじ。だがねずみ男はいつもの調子だし、目玉おやじもどこか物見遊山のノリ。メイド姿の女の子達の過剰なサービスに照れまくる鬼太郎は、僅かな妖気を感じつつも出直すことにした。その姿をネコ娘に目撃され、横丁でハゲシク追求を受ける鬼太郎だったが、そこへ虫に姿を変えられたねずみ男が現れ、メイド喫茶が妖木・古椿のいわば隠れ蓑だったと知る。メイド喫茶の蕾という女の子に接近する鬼太郎だが、心優しい彼女に戸惑うのだった。

まずは34話以来の、ネコ娘がアバンのストーリーテラー役で登場。明らかに秋葉原っぽい雰囲気のBGで、世間的にもアキバ=萌えの聖地というのが浸透しているようで。
で、いきなりネコ娘がメイド喫茶の看板を見て、セクシー系のメイド服姿の自分を妄想しちゃうあたり、のっけからサービス・サービスぅ♪ しかも、40話で披露したメイド服とはまったく別物で、こうした遊び心と芸の細かさもイイカンジです。
続けて畳み掛けるように(笑)アバンでは鬼太郎がメイド喫茶を体験するシーンが続き(アバン尺は3分近くある上、サブタイトルもOPより先に持って来るという、フォーマット崩しもニヤリ)、絵面としては、ものの見事に『もえがく★5』ヽ(´ー`)ノ

絶対に『名探偵コナン』を意識しているであろう、目玉おやじによる鬼太郎の影ナレ(笑)もケッサク。相当に歯の浮くようなキザなセリフを連発するのも面白すぎ(笑)。

Neko4506しかし、なんと言っても、メインゲストの蕾のネコニャンポーズでの「萌え萌えつぼみがまぜまぜしちゃうぞ♪ ラブラブ、ラブラブ美味しくな〜れ♥」に、もうハァハァ…(*´Д`) これを中原麻衣嬢が、超絶キュートに言うわけですから、こりゃもう辛抱タマリマセンヽ(´ー`)ノ 鬼太郎サウンドロップ第2弾で、ぜひ採用してもらいたいですナ(爆)>蕾ちゃん

ところで、メニューにあった「ラブラブ注入コーヒー」や「ラブラブ、ラブラブ美味しくな〜れ♥」は40話でのネコ娘とアマビエの看板娘対決からの引っ張りと思われ、また蕾と鬼太郎がデートで立ち寄るクレープ屋も40話で登場していたクレープ屋さんのキャラ表を使っており、メイド繋がりでのリンクした遊びもゲイコマな感じです。Neko4504今回の演出の深澤敏則氏は39話担当だったので、これはシナリオ通りというよりも、40話のコンテを見た上でこうしたアレンジを加えたのではないかという気がしますね〜。

Neko4507またメイド喫茶でデレデレしてる鬼太郎(素で照れるだけなんですが)に、パニック&ダークなオーラを放ちまくるネコ娘──すっかりがに股が板に付きましたヽ(´ー`)ノ──や、身振り手振りのオーバーアクションで、鬼太郎に説教する女の子妖怪一同も愉快。ワンフレーズづつジャンプカットで繋いでゆくテンポの良さもグー! Neko4505つか、個人的にはようやく女の子チームにアマビエが加わったのが嬉しかったヨ☆
さらに、鬼太郎を尾行する時のネコ娘達の全身タイツ……ネコ娘的にはレオタードなんでしょうね〜(笑)も爆笑。常識的に恥ずかしがるろく子さんも、イイネ〜〜(byキバットバットw)。
鬼太郎と蕾のデートシーンの、ほんわかした少女マンガチックなちょっと面はゆい雰囲気の空気を、敢えてぶった切るように度々挿入されるネコ娘側のジェラシーサクレツ描写が、Neko4503実は上手い緩急にもなっていて、ここのテンポ感も抜群です。
もちろん、このハイテンションギャグ描写と純愛路線の二元中継から、ラストでの蕾の死という悲しみと再生への希望という悲恋的なしっとりした雰囲気へ落着する計算された落差も、このエピソードの魅力を増している部分ですね。

さてさて、その蕾ですが、とにかくピュアで気持ちの温かいいわゆる癒し系(死語w)な女の子として描かれており、特に花の命の短さ──すなわち自分自身の運命──を語る件での、花畑をストップモーション的に駆けるイメージカットが、彼女の存在を見事に描いていてグッときます。Neko4501ここをラストカットとして兼用する使い方も泣ける演出でした。
そんな具合で、ほんのちょっと鬼太郎と蕾のプラトニックな関係性が芽生えるような作りにもなっており、バトルシーンで鬼太郎が古椿に敢然と立ち向かう場面では、自分をかばって瀕死の状態になった蕾への悲しみと、そこからくる義憤という形にもなっているのがミソ。この古椿への怒りが、人間を喰らっていたことよりも、明らかに優先されているのが、密かにポイントだったりもします。

と、そんなこんなでメイド喫茶と蕾ちゃんの可憐さ・プラトニックさ、ネコ娘のコミカルなジェラシーに自ずと目が行くお話なのですが、自身の花を美女に変えて男をたぶらかすという古椿の生態設定は、200年前であれば遊郭を隠れ蓑にしていたのではとも考えられる、なかなかに良くできた設定でして、人間世界の風俗と上手く折り合いを付けて生き続けて来たと思える、そのしたたかさも『鬼太郎』の妖怪らしくてヨカですよ。
古椿を演じるのが3期ネコ娘役、三田ゆう子さんというのも嬉しい客演。こうなるとぜひ4期ねこ娘の西村ちなみ嬢を今後呼んで欲しいところです。

余談ですが『プリ5GoGo』の枠でも流れていた「BEAUTY MAGAZINEチョコレート」のCMが『鬼太郎』でも流されていて、この辺からも5期『鬼太郎』が従来以上に女児にも訴求していることを伺わせます。かわいいエプロンドレス姿の女の子がたくさん登場したり、ネコ娘が(『しずくちゃん』のうるおいちゃんのようにw)ジェラシーにトチ狂う(笑)コミカルなテンションの今回は、単純に萌え的なスタッフのお遊び要素だけでなく、ある意味では、小さい女の子も見ていて楽しいエピソードになっていたのでは? という感じですね。

|

« フィグマ長門とか、ねんどろ丸焼きさんとか | トップページ | キャッスルフェア »

コメント

 「俺のために争そうな。二人同時に愛してやる!」と叫びつつ、鬼太郎がバイオリンを弾いたら、ネコ娘も納得するはず・・・
【ごめんなさい】(無言でカンペを出しつつ)

 しかし古椿なんつー、どマイナーな妖怪引っ張ってくる辺り、いいなぁ。
 メイド喫茶なんて、一見お遊びネタにしか思えない題材を使って、(日本の昔話・伝承に出てくる)古椿の生態・キャラクターを完全に再現してしまう辺り、さすが「ぬ~べ~」の作者だなぁ、と感心しきりでしたわ。
 
 余談になりますが、ネコ娘の萌えキャラ化に代表されるように、過去のシリーズに比べて、やたら独自に弾けてる印象のある今期シリーズ、実は妖怪の描写に関しては、おっそろしく正統派(っつーか直球)なんですよね。
 具体的にどういう事かというと、今期の妖怪の設定・描写等は、原作鬼太郎にではなく、水木氏の手掛けた妖怪事典(と、その原典である古来の民話、説話/江戸時代の図録など)に準じてるパターンがとても多いんです。
 ※原作鬼太郎でも、妖怪の描写は必ずしも原典に則った形ではなく、(ストーリーの展開上)独自のアレンジを施された物が多かった訳ですしね。

 その辺のこだわりが感じられる(第4期も近いものがありましたが、現シリーズはより徹底されてますね)のも、今期シリーズの面白さだなぁ、と個人的には思ってます。

投稿: 宅川剛 | 2008年2月22日 (金) 15時23分

宅川さん
>「俺のために争そうな。二人同時に愛してやる!」
「でも私だけを見て欲しいのよ!」と、結局ネコ娘はファンガイア化してしまいそうな悪寒ヽ(´ー`)ノ

>妖怪の描写に関しては、おっそろしく正統派(っつーか直球)
なーる。水木ファンの宅川さんがみてもそう思うのですか。
大変に興味深いレスです。

話自体も、ディテールはさておき正統派な雰囲気のものが多いですよね>5期『鬼太郎』
この古椿の話も、メイド喫茶をつかってるだけで、筋立てそのものはある種パターンと言いますか、悲恋系の一つの王道ですしね。

投稿: ぽろり春草 | 2008年2月23日 (土) 20時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202830/40217744

この記事へのトラックバック一覧です: “ふるつばきのさく頃に怪”もしくは“メイド大家族”(笑):

« フィグマ長門とか、ねんどろ丸焼きさんとか | トップページ | キャッスルフェア »