ぶらりバカップル、ミステリートレインの旅だココ♪
福引きでろくろ首と鷲尾が引き当てたミステリートレインへのツアー招待券。7人まで同行出来るという事で、鬼太郎やネコ娘、ねずみ男達も同行する事に。ところがミステリートレインの乗客達が次々にマネキン人形にされ、ついにはねずみ男や鬼太郎までもが犠牲に・・・。
という筋立ての『鬼太郎』43話。4クール目最初の西洋妖怪の登場で、鬼太郎ファミリーの面々が一人ずつ敵妖怪である、モンローとピーの餌食になって行く、オンタイムサスペンスな内容です。
一人ずつマネキン人形にされてしまうというシチュエーションに加え、角銅博之氏の演出回ながら、意外にホラー感は薄くて、どちらかと言えばネコ娘がろく子&鷲尾のバカップル(笑)ぶりに苛ついたり、相変わらずニブチンの鬼太郎にガッカリしたりと、恋に焦がれる女の子のすっぴんな感情をコミカルに描くところにウエイトが置かれております。特に、モンローに顔を赤らめる鬼太郎の姿に、怒り心頭に発したネコ娘のプンスカがに股ぶりや、続くケーキのやけ食いシーンなどは超ケッサク☆
ちなみに細かいところですが、ケーキを食べ終わった後、ネコ柄プリントのハンカチで手や口を拭いていたのは、やけ食いしても女の子♪ ぽくてグー♥
そういう意味では、ネコ娘の悲喜こもごも的な描写が随所に散りばめられていて面白可笑しい訳ですが(アクションの見せ場もネコ娘のフィーチャー度合いも高いですし、ある意味でネコ娘主役回とも言えなくはないのですが)、角銅ホラー演出としては若干食い足りない部分もあるかも?
まぁ、モンローとピーがそもそも大口を叩く割にヌケサクな妖怪というオチなので、その辺のバランスを考えての事かも知れませんが。
しかし、そのモンローのセクシー変化っぷりもなかなか☆ アテンダント姿にホステス、飲み屋の女将、そしてウイドーとマニアックな路線で攻めてきます(笑)。 &川浪葉子さんのお色気ヴォイスもイイカンジ〜ヽ(´ー`)ノ
また、ネコ娘のジェラシーを掻き立てるように(笑)冒頭から頻繁に挿入される、ろく子&鷲尾のラブラブぶりは、まさにバカップルここに極まれり!ヽ(´ー`)ノ
福引きを引く時の「ろく子さんが当てたティッシュなら、大事に使うよ」って、ネコ娘じゃなくても、なんじゃそりゃ〜〜ヽ(`Д´)ノ ってカンジで(笑)。しかもバカップル過ぎて、ミステリートレイン内での事件をまったく気がつかず、「良い旅だったね」とか呑気に言ってたりとか、今回は完璧にギャグメーカーとしての立ち位置に徹してくれております。
脚本は、5期『鬼太郎』初参加の吉村元希さんですが、なかなか上手いキャラ扱いでございます。
今回は列車自体が舞台と言っていいわけですが、鉄道的な部分のディテール表現がかなりリアルなのも特徴です。
劇中で登場するミステリートレインは、JR東日本が2007年に製造したばかりのハイグレード車両・E655系「和(なごみ)」をモデルにしたもので、画面上でも先頭車両には制御車のクロE654、客車には電動車のモロE654と実在通りの型式番号が書き込まれております。もっとも、実際のE655系には展望車両というものはなく、色も違う上編成も5両となっているそうなので、この車両と塗装色、編成、内装関係は脚本及び演出合わせのオリジナル仕様と考えて良いでしょう。
この他、アバンで画面を横切る車両や、ミステリートレインが出発するシーンで入れ替わるように入線してくる貨物列車も、いずれも実在の車両が作画されており、さらにミステリートレインの車内放送では、国鉄時代のアテンションメロディが流れたりと、ある種鉄ヲタ的コダワリ(笑)が随所に感じられますデス。・・・スタッフブログ1/29では、今回の作画マンに鉄道好きの方がいるように書かれていますが・・・??
ところで、4クール目に入ってからのネコ娘の私服は、再び春服をパーマネントにしつつ、TPOに合わせて着せ替えて行く方向性に切り替わった様子。今回は車中ではピンクのおでかけ服を着用しておりました。
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