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2007年11月21日 (水)

リンダ、暗黒面に墜ちる!

どうも、このところ2週に一遍というペースになってしまっている『りんごの森とパラレルタウン』のインプレですが、今回も7話・8話をまとめてという感じになってしまいました(トホホ)。

Para0704というわけで、まずは7話から──。
ヘレナのおばあちゃん、チャームさんは市場で買ったペンダントをキティにプレゼントした。それがミミーのものと気がついたキティとプルルーは、市場のオジサンからアップル橋で拾ったものと聞いて箸へと向かうが、途中でアクロとバッタリ……と、ついに7話目にして、ようやくキティとアクロが直接で合うことになります。
さらに、ミミーの持っていたペンダントをキティのコンパクトに収めて呪文を唱えると、瞬間移動出来るということも判るなど、シリーズ構成的に一つポイントとなるエピソードになっています。Para0703エミリーとキティの二人が声を合わせて呪文を唱えて使うワケですが、このシークエンスは以降バンクとして使われることになります。

キティがアクロと出会って、一方的に追いつめられたところにエミリーが助けに入る展開が、友情を強く感じさせるところで、Para0702ペンダントをエミリーに持っていてもらう流れとともに、キティとの強い絆のようなものを感じさせます。こういう真っ直ぐなところが、欠点の多いエミリーの性格的な安全弁として作用していて、イイカンジ♪

しかし、モモンガ兄妹は今回もアクロの放つ真っ黒光線を行く先々で浴びるだけ・・・どうやら徹底して話の本筋には絡まず、ただただアクロの悪さのとばっちりを食らうだけという、コメディリリーフ要員として使われてゆくようですね〜。

にしても、マックロー演ずる若本規夫氏の「ぶららららら〜」な演技があまりにもキッズアニメにミスマッチで──もち、イイ意味で──面白すぎデスヽ(´ー`)ノ

Para0804続いて8話は、6話のラストでチラリと見せたリンダのダークサイドな一面にアクロがつけ込むお話で、シチュエーション的にも6話での撮影の仕事の後日談という形になっています。

リンダとヘレナの店で待ち合わせをして仕事の現場へ行く約束をしていたエミリーだったが、瞬間移動魔法の練習に没頭していて遅刻してしまった。そこで早速魔法を使って、現場へ直行。結局リンダよりも早く到着し、一応笑顔で応じるリンダであったが、内心は──。Para0802
という展開で、いつも柔和で他人を気遣うタイプと思われたリンダが、実は鬱屈したものをグッと堪えて呑み込み貯め込んでしまう──温厚な笑顔を見せながらも、苛ついて足を揺らしたりする描写も効果的!──、実はちょっと陰湿な一面がある女の子と判る展開でもあり、そこでアクロと半ば強引に契約させられ暗黒面の人となってしまいます。Para0803 アクロの指輪を見て、「真っ黒でステキ」と心を奪われてしまうリンダの描写は、光彩を失った瞳の表情芝居と沢城みゆき嬢らしい(笑)ダークな演技の相乗効果で、陰湿さバツグン! しかも、アクロに傅くわけでもないトコロが、またオイシイですよ〜☆
今後、リンダは一種の二重人格的な形になるのか、はたまた暗黒面に墜ちたまま柔和な仮面を被って生活するのか、という点も気になるところ。

まぁ、“大人しい女の子が、暗黒面に魅入られる”展開そのものは割合とパターンではあるのですが、リンダがエミリーに対して感じる憤りやネガティブな感情自体は、Para0805誰もが普通に感じる部分でもあり、その意味でリンダもエミリー同様に人並みな欠陥人間(キャラ性としては、こうした部分がリアリティや深みになるんですよね)として描かれているのがグッド。
一方で、エミリーとしては6話でリンダにひどいことをいったままで、そのことを気にしている辺りの、互いの意思の疎通が上手く行っていない感じもポイント高いです。

てなカンジで♪ 実に8話をかけて、ようやく『パラレルタウン』のベーシックな設定がすべて出そろいました。ミミーの行方やアクロとの対決、ダークサイドに墜ちたリンダ、マックローの正体などなど、30分作品に匹敵する複雑な構成となっていて、ますます目が離せなくなってきましたよ☆

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