« 味楽るな☆食玩 | トップページ | 新シリーズがはじまるよ! »

2007年11月28日 (水)

喰い殺す!

Neko3404今週の『鬼太郎』は、久々に人間がこらしめを受けるタイプのエピソード。

宝石強盗の逃走する車に鷲尾がはねられ重傷を負い、付き添い続けるろくろ首。一方その強盗たちはあろうことかねずみ男の手引きで、妖怪横丁へと逃げ込んできた。横丁で傍若無人を働く3人の強盗たちだが、いつの間にか仲間が一人ずつ消えてゆく──と、人間の悪意を糾弾する5期シリーズの、ある種要とも言えるストーリーで、今回もダークストーリー担当(笑)の長谷川圭一氏による脚本です。
ただ今回はホラーというよりも、正攻法な怪談話に近い作劇で、強盗たちの欲望の象徴である宝石に地獄が映し出されたり、横丁の面々が一人ずつ強盗のリーダーに反撃を加えてゆく件などは、まさにそうした古典的な怪談のテイストでまとめられております。特に、本編のスタートを強盗のリーダーの尋問からはじめることで、基本的には強盗視点で話が進行してゆくところも、この話の怖さの立脚点にもなっているように感じますね〜。
演出的にも、割合と陰影をハッキリつけたものであったり、妖怪横丁のいわゆる戦闘空的な色調の空間の雰囲気を上手く利用していたりと、オーソドックスに怖さを感じさせている辺りも、怪談的な雰囲気があるように思います。また、例によって突き放したような冷めた鬼太郎のセリフが、背筋がぞっとするような不気味さがあるんんですよね。これは今回に限ったことではないですが、ホント高山みなみさんの演技が恐すぎ!(笑)

今回は21話のろく子&鷲尾の続編的なシーンも盛り込まれており、その後も二人が相思相愛でつき合っていることが描かれます。そんなこともあってか、演出は21話の勝間田具治氏というのも嬉しいところ♪
と同時に、妖怪であるろく子の方が、献身的で慈愛に満ちているという人間の強盗たちとの対比もバツグンで、一見ストーリーには直接絡んでいないように見えて、テーマ的な部分でキッチリと結びついている構成もニヤリ(それ故、なかなか意識を回復しない鷲尾に、ろく子は悲しみの涙を流すのだ!)。
Neko3403さらに、意識を取り戻した鷲尾に、思わず首を伸ばしてくるろく子の描写は、二人の愛情をヒシヒシと感じさせる名場面となっております(たぶん、小さい子供が見たら、ちょっとコミカルにも見えるような絵作りなのもOK)。
ちなみに、その鷲尾が収容された蛙耶椎中央病院ですが、「蛙耶椎」と書いてアヤシイと読むようで(笑)。

さてさて、そんな今回のネコ娘的な見せ場は、アバンタイトルに集中。
Neko340120話でチラリと出てきたカフェのウエイトレスのバイト姿の全身が明らかになったり、ろく子と二人でバイトしていたりと──ろく子さんも人間の洋服を買ったりとか、色々お金が入り用なんでしょうね〜ヽ(´ー`)ノ──、21話を受けた感じの微笑ましい描写が多いです。で、ろく子が鷲尾とのデートに気もそぞろと知って、半眼になる辺りも相変わらず(笑)。
その一方で、本編パートでは跳ねられ重体の鷲尾に着きそうろく子を影ながら見舞ったりする優しい一面や、強盗を横丁に引き入れたねずみ男に猛然と食ってかかったりNeko3402(化け猫化して「喰い殺す!」のドスのきいたセリフもヨカです☆)と、細かいながらもファンとしては嬉しい見どころが散りばめられていて、そうした面でもグーなお話でした。

|

« 味楽るな☆食玩 | トップページ | 新シリーズがはじまるよ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202830/17212005

この記事へのトラックバック一覧です: 喰い殺す!:

« 味楽るな☆食玩 | トップページ | 新シリーズがはじまるよ! »