キャンギャル姿・2巡目w
今週の『鬼太郎』は、今日に限って不運が連続する鬼太郎が、期せずして釜鳴りが閉じこめられていた釜の封印を解いてしまい、挙げ句に自身の妖力をすべて釜鳴りに奪われ絶体絶命に陥るという内容。そのピンチを救おうと、目玉おやじが奮戦する姿を軸に展開してゆきます。
「ニセ鬼太郎」とサブタイトルに謳われると、どうしても鬼太郎VS鬼太郎という対決図式を想定してしまいがちなんですが、そこを目玉おやじが釜鳴りから順々に鬼太郎の妖力を取り戻し、反撃してゆくクライマックスの対決シーンは、それなりにカタルシスはありました。
ただ、今期の鬼太郎はやたらめったら(笑)生命の危機に瀕しているので、妖力を奪われ釜の中に閉じこめられてオシマイでは、ちょっと緊迫感に欠けたような気もします。・・・設定的には釜の内部で枯れ果てることになっているんですが、これがきっちりタイムセカンド・サスペンスとして有機的に機能していれば、もっとジリジリとした切迫感が出たのでは? というカンジで。目玉おやじが悪戦苦闘しつつ妖怪横丁へ急ぐシークエンスをもう少し整理して、釜の中の砂漠空間での、焦躁する鬼太郎や死に怯える人間たちの描写にもうちょっと時間を割いてあげられれば、印象も変わった気がします。
ただ、『鬼太郎』の本来のターゲットである小学生の男の子視点で行けば、目玉おやじのその一連のシーンは、かなりコミカルに演出されていたので、案外と受けがよいであろうところも、もちろんあるわけですが・・・。
とかいいつつも、女子高生(?)にオモチャにされる件は、か〜な〜り好みだったりヽ(´ー`)ノ 女の子のキャラもかわいかったし☆
それでも、鬼太郎になりすまして暴れ回る釜鳴りが、彼なりの義憤(というか、エコ&モラル的視点でいえば人間より釜鳴りが正しい)に駆られての結果である点は、非常に良かったです・・・故に、鬼太郎も釜鳴りを完全に成敗するわけではない!──つまり鬼太郎も、釜鳴りに酌量の余地有りと、ゴミ捨て場を見て感じていたワケですね。
ところで、ニセ鬼太郎=釜鳴りを演じた木内レイコさんですが(『冒険王ビィト』『祝ビックリマン』でおなじみですね〜)、個人的には初代・鬼太郎を演じた野沢雅子さんに似た雰囲気の声質だと常々思っていたので、このキャスティングは大変にツボでした!
さて、ねこ娘的な見どころとしては、まずは2度目の登場となったキャンギャル姿のティッシュ配り・・・でも本編では今回も下半身は出ず_| ̄|○...(しかし、ねこ娘は頻繁にバイトを変えているのではなく、いくつかのバイトを掛け持っているのかも??)
また、多少のバトルアクションもあって、ここでのアクティブな動きもイイカンジでした。
加えて、釜鳴りの釜に吸い込まれた後、鬼太郎に心配そうに歩み寄る辺りも、彼女の想いが感じられて良かったですね〜〜♪
前回に続き、ろくろ姉さんも登場。ほとんどモブ同然でしたがw、でももう明らかに「妖怪横丁の住人」から「鬼太郎の仲間たち」に格上げされてますデスヽ(´ー`)ノ・・・公式サイトのキャラ紹介も、本編に準じてろくろ姉さんを「鬼太郎の仲間たち」欄に「格上げ」して欲しいデスにゃ☆
てなカンジで、正直今回はちょっとピンぼけな印象は拭えませんですね〜(´・ω・`)
・・・まぁ、1年もの長丁場のシリーズともなれば、時にこういうこともありますよ。
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コメント
感想お疲れ様です
管理人さま的には今週はイマイチでしたか・・・
たしかに釜に閉じ込められた鬼太郎や人間達の心理描写がもっとあればかなり緊迫した面白い話になったでしょうね
今回脚本を書かれた吉田玲子さんどちらかというとほのぼのした話を得意としているので目玉の親父萌え(笑)描写が多くなってしまったのかもしれません
これが熱血話が得意な三条陸さんが脚本を書かれるとかなり感じが変わったと思います
そういえば今回演出された西沢信孝さんは第1期から演出されている方みたいですね
前回の勝間田さんといいベテランが大活躍してますねー
来週は待ちに待った猫娘の水着が披露されますね
予告ではろくろ姉さんまで登場してましたね!
楽しみが2倍増えましたー^^
投稿: ずんどこ | 2007年9月 4日 (火) 16時55分
ずんどこさん・・・
クライマックスのバトルが、目玉おやじの奮闘という逆算で、おそらく目玉おやじが妖怪横丁まで必死に急ぐシーンが多めに割かれているとは思うのですが・・・やっぱり個人的には冗長的に感じてしまいましたね〜(特に二度目の犬の辺り)。
西沢氏は、おっしゃる通り東映アニメ演出の中でも重鎮クラスの方ですね。90年代はプロデューサーとして活躍されており、『ぬ〜べ〜』やTV版の『月天』など、貝澤さんのSD作品も結構担当されておりました。
投稿: ぽろり春草 | 2007年9月 4日 (火) 23時54分