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2007年8月15日 (水)

どすこい!カッパ先生(今回は、超絶長文ww)

ようやく来ました! 待ってましたの貝澤さん直接演出回2回目デス!
そして、結論から先に言えば、やっぱり「貝澤さんはスゴイ!」
この一語です。

Gegege1900今回はゲストの小学校低学年の女の子・里見(ちなみに、これが名字なのか名前なのかは不明w)が主役と言うだけでなく、主に彼女サイドからストーリーが綴られてゆきます。

突然学校を去った担任の先生を偲んで、思い出の沼にやってきた里見が、ひょんなことからその沼の底にあるカッパの国に迷い込みビックリしつつも、カッパの存在を信じていた先生の話が本当だったと大喜び。おりしもカッパの国では、人間による沼の埋め立てを巡って、戦争を起すか平和に暮らせる別の場所を探すかで、真っ二つ。その調停を頼まれ、鬼太郎と目玉おやじ・ねこ娘が出向いていたが、なぜかなぜか鬼太郎たちがカッパ国のタカ派・シバテンたちと相撲で白黒つけることに・・・

と、アウトラインからしてちょっと呑気で、楽しい雰囲気の漂うストーリーなわけですが、そのカッパたちのユーモラスな言動(感情に合わせて皿を叩いたりなでたりとか、シバテンや戦争を避けようとするカンスケのセリフをオウム返しに繰り返す、その他のカッパ達とか)も愉快で、この辺のディテール付けがまずバツグン。
もちろん、鬼太郎部屋VSシバテン部屋(笑)の勝ち抜き相撲の奇妙でコミカルな展開も、重要な要素です。
さらに「沼の底に広がる地底世界」というカッパの国のランドスケープの、トータルイメージの見事さ──建物がキュウリの形をしていたり、地底空間という暗闇の世界にかがり火で灯がともっていたり──と相まって、大袈裟に言えばカッパの国の「文明」が垣間見られるような表現となっているのもニクイ限り!(また、カッパ国で言えば手前がアンダーで奥がスポット的に明るい、というような立体的なライティングを行っているカットもあり、地底に変な生き物が住んでいる、という設定が好きらしい貝澤さんの、美術スタッフへのサジェスチョンがかなりあったのではないかと随所に感じる次第)

内容面でも、「里見ちゃんのひと夏の思い出」というコンセプトを軸にしてあるので、一種の成長物語として完結するような仕掛けもなされているのもポイント高いです! 
クライマックスでのカッパに変身してカッパ国の住人になっていた先生との再会。そして、ラストでの沼へもう一度里見が息を弾ませて出向く時に、倒木を飛び越えてももう転ばない(冒頭では、転ばせて、しかも悲しみの涙を見せてもいるわけで、その演出意図は歴然!)という、冒頭シーンとの呼応表現も絶妙。貝澤さんは、『ファンファンファーマシィー』12話しかり『貧乏姉妹物語』1話しかり、結構こうした呼応演出を使うので、この辺りも貝澤ファンにはタマリマセン♪

さて、その主役となる里見ちゃんですが、これまた貝澤さんが大得意な(笑)小さな女の子描写の連続! ぽぷり、あす、里見というのは、間違いなく直系デスよヽ(´ー`)ノ・・・と断言しちゃったりして(笑)。『ファンファン』や『貧乏姉妹』を未見の人、ゴメン!w


Gegege1902例えば、自転車をこいで学校へ向かうシーンのシルエットから入るカット割り。カッパ国の沼の中をのぞき込む時の身の乗り出し方や、Gegege1904その直後のカッパ(実はカッパ先生)と目が合うシーンの間の取り方、相撲に盛り上がるカッパ国の住人たちにエキサイトしての、鼻息&がに股のドスコイポーズをバシバシ取らせちゃったり(「カッパだ! カッパの国だ! ホントにホントだ!」とセリフに合わせたオーバーアクションが、もう最高! ちなみに、がに股が重要(笑))Gegege1905、カッパ国での木に登って相撲大会の様子をうかがう様、先生と再会して抱っこしてもらった時の表情芝居の付け方(具体的に言えば目の潤ませ方)など、喜怒哀楽ハッキリした、そして全体的に明るい印象の残る描き方が、とにかくこのエピソードを珠玉なモノにしております。Gegege1907

その里見を演じるは、最近アイドル声優としてプッシュされている野中藍嬢。こうした小さな女の子の演技は、ハマリますね〜〜ヽ(´ー`)ノ

で、ラストはちょっと切ないけれど、清々しい幕切れとなっているのもミソですね。
里見のPOVでのうち捨てられた「カッパ国すもう大会」の看板の哀愁感に対して、ラストカットは引きの画面で、大きく空を取って、画面真ん中に大きな入道雲を置く晴れ晴れとしたレイアウトというシークエンスの流れとこのコントラストが生み出す余韻が、いかにもジュブナイル作品の趣で、ほんのりと見ている人の心に感動を呼ぶ、そのさじ加減もGJ。
エピソードを締めくくるのが里見の「どすこーい!」というセリフとあのポーズなのも、ものすごくイイ!

また細かい技術的な部分でも、貝澤さんの得意とする演出テクが続出☆
回想シーンでのビネット&モノトーン化させた処理、里見が誰もいない校舎でメガネを見つける時の透明感を持たせつつも光と影のコントラストをきっちり見せるBGの使い方、Gegege1903またこのシーンでの、ポンと校舎外側からのカットをシークエンスの中に入れて、キャラの感情を逆に際だたせる客観カット。そして伝家の宝刀(?)、サブタイトル画面やラストの埋め立てられた沼のシーンで登場するCGIのBG・・・CGクレジットがなかったので、例によって貝澤さんお手製のマテリアルなのではないかと思われます。

今回は原画マンも、作監の浅沼昭弘氏をはじめ太田優喜・仲條久美・青井小夜各氏ら、辣腕のメンツが揃い、作画面でも高いクオリティを見せておりました。

という具合で、先週の予告での期待とは裏腹に、ねこ娘はさほど活躍はしないわけですが──それでもあの廻し姿は、やっぱりか〜な〜りエロい(笑)──、個人的にはぶっちゃけ、今回はねこ娘ではなく、貝澤(流ょぅι゛ょ)演出に萌える回だったと、そういうわけですヽ(´ー`)ノ(実はこれでも細かい技術部分についての感想は書き足りない! つか、貝澤演出のことはガチで書いていて楽しい〜☆・・・東映アニメの人、もし見ていたらお仕事下さいww)

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コメント

感想お疲れ様です
今日はかなりの長文ですね^^

今回の主役は鬼太郎でも猫娘でもなく里美嬢で間違いないですねー
先生は河童になってどこかへ引っ越してしまうというちょっと悲しいラストも演出のよさもあってさわやかな感じに仕上がってましたね
こけてばかりいた里美ちゃんが最後に木を飛び越えるシーンは彼女の成長を表していてとてもよい表現(さすが貝澤さん!)だと思いました

今期の鬼太郎はホラーありアクションあり今回のようなハートフルコメディありと色々な話を出してきてくれて飽きませんねー

次回はホラーっぽい話ですね
なにやら人間が被害を受けそうな感じですね
悪い人間に罰を与えるのも鬼太郎の役目なので楽しみにしています

投稿: ずんどこ | 2007年8月17日 (金) 09時11分

ずんどこさん・・・
>今日はかなりの長文ですね^^
貝澤さんは、個人的にたいへん贔屓&応援している演出さんなので、どうしてもリキが入ってしまいます(笑)。

今回のエピソードでは、カッパ先生がなぜ本当のカッパになったのかについて言及しないところも、逆に雰囲気があって良かった気がします。中途半端にその辺を描くと、興ざめになっちゃいますからね〜。

投稿: ぽろり春草 | 2007年8月18日 (土) 09時42分

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