今週の『プリ5』(のアクション)
今回のお話は、ようやくのこまちさんのお当番回で御座います。
なので、これまで描かれなかったこまちさんの家族が登場・・・これがうり二つのお姉さん!(頭身・髪型っていっても、後のお下げがないだけですが──とコスチュームを変えただけで、キャラ表はどう見てもこまちさんと兼用っぽいんですけどw) で、アメリカンなバイクを乗り回すタフな人という、性格正反対のお約束ヽ(´ー`)ノ
ストーリー的には『プリキュア』シリーズとしては標準的で、無印や『MH』では主にほのか、『スプラッシュスター』では舞の主役回にあった“才女の挫折話”。ただ、ポイントなのはこれにナッツが絡んでいるという点ですね。
これまでのシリーズと違って、『プリ5』ではマスコットキャラが青年の姿にも変身するという設定なわけですが、これによって、ヒロインたちと(画面上の目線の関係も含めて)対等以上でドラマを作ることが出来るようになっている・・・「のぞみとココの熱気球」もそうなんですが、どちらもシリーズ構成の成田良美さんの脚本で、「ああ、こういうことがやりたくて、この設定にしたのか!」と、ポンと手を打ってしまいましたYO♪
特にココとナッツは、メンタリティ的にものぞみたちよりも“年上”でもあるので、これまでのミポメポやチョッピ&フラッピとはまるっきり違う絡め方が可能になっていると・・・なると、やっぱりのぞみの憧れの人というのは、最終的にはココになるのかニャ??
と、まぁ内容的にも色々感ずる部分もあったわけですが、しかしなんといってもオオっと唸らされたのは、船上でのバトルシーン!
レモネードの、コワイナーの縦横に伸びるロープ触手をひらりと飛んでかわしつつ、画面奥にバック宙して着地とか(実はインしてくるレモネードの動きを追って、カメラがティルトして着地する時には俯瞰アングルになっているという、フレームがバンプしているのも、ダイナックさと速度感を増していたりする!)。
ドリームがジャンプ一閃、空中回転してアラクネアに回し蹴りを決めるスピーディ&パワフルな動き・・・1コマだけオバケ状態の足をみせて、蹴りが決まるとカメラをまたいでいるという流れといい、決めたところで上半身にひねりが気持ち入ったり、切り返しの逆アングルの俯瞰にQTBしてバシッと止め絵的に構図が決まるカットにしても、ドリームのセルを若干スライドさせつつ、フレーム自体もブレを入れていたりして、見る側の腹に力が入るような激突感を演出していて、「格闘ヒロインアニメ」の面目躍如なカットが続出!!!!
・・・クレジットをみると原画に田中宏紀氏の名前が! この方は『スプラッシュスター』劇場版での最初のサーロインVSブルーム&イーグレットの超絶スピードバトルや直後の爆炎エフェクトの原画を担当していた人で、今回の船上バトルのタイミングとかフレーミングなどの雰囲気がかなり似ているので、もしかしたらこのパートは田中氏によるものカモ??
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