1年ぶり((((;゜Д゜)))
気がついたら、丸丸1年間ブログはほったらかしでしたヽ(´ー`)ノ
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『デジモンクロスウォーズ時を駆ける少年ハンターたち』も最終回と相成りました。
3月期放映分から、シリーズ開始当初にアナウンスされていた(『オトナアニメ』での三条陸氏のインタビューによれば、そこだけが必要以上に紹介されてしまったとのことでしたが)歴代シリーズ主人公たちが徐々に登場し、『デジモンクロスウォーズ』としてだけでなく「デジモン」シリーズとしての一つの集大成的な展開となって迎えての最終回です。
演出は、最終回に相応しくSDの貝澤幸男さん!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!
前回の演出が角銅博之氏で、「デジモン」シリーズ初期4作のSDでもあるお二人のリレーで締めくくるという感じになってます。
ストーリーとしても前回からの続きになっており、地球全体をデジタル化して呑み込もうとするクオーツモンをハントするための唯一の武器、ブレイブスナッチャーがリョウマの裏切りによって破壊され、さらにタイキとシャウトモンも大きなダメージを受けて動けないという、絶体絶命の状態からスタート。
アスタモンがクオーツモンの擬態であり、リョウマを実は操っていたという真実を明かした後、一気に地球規模のデジタル化を進めるスケール感あるカタストロフにまず圧倒です。
何より特筆すべきは、前回でネネやキリハを含め歴代主人公が勢揃いし、ゼンジロウ、アカリもクロスローダーを手に入れたものの、彼らが力を結集して集団でクオーツモンに立ち向かうのではなく、あくまでも『時駆け』の主人公=タギル&ガムドラモン(アレスタードラモン)に力を貸して、この二人がクオーツモンと戦うという、キャラドラマとしては極めてミニマムな、絞り込んだ内容になっている点です。
同時にタイキがタギルに“6人目の勇者”としての役目を託す際の、ゴーグルに仮託させたバトンタッチ的な見せ方も熱い!
歴代主人公がそろい踏みして強大な敵と戦うイベント的な物量感は、ある程度前回の見どころとして用意されていたので、自分としてはタギルとガムドラモンにスポットを当てた最終決戦は、二人の熱血的な感情を追い続けることで散漫になることなく、大変締まった内容になったと感じられました。
さらに、Aパートでの歴代の勇者の力を借りて活躍するシーンでは「レジェンド・クロスウォーズ」、Bパート前半のクオーツモンとの一騎打ちでは「Yell」の軽快なアレンジ曲、バトルクライマックスでは定番曲「タギルチカラ」と、アクションのシチュエーションに合せた選曲も、大いに燃えるものがありました。
またクオーツモンが人間のデータを生きたまま取り込み、盾にしてタギルたちを追い込む辺りは、いわゆる原作版『デビルマン』の「ジンメン編」のそれ。クオーツモンの腕や体から伸びた触手の先に、タイキたちの顔が出現するホラー的なビジュアルには総毛立つばかり。
この手のシチュエーションの多くが、“辛い犠牲を払って得た苦い勝利”のための布石として用いられるのに対して、そこを如何に退けてハッピーエンドに導くか?という形になっている点も、感心しきりデス。
そのクオーツモンの、なんとも異形感ある奇っ怪な四本腕のデザインや動きもポイント高し!
巨大な球体と合体して地中へと潜ってゆくとか、その巨大な縦坑へとタギルとアレスタードラモンが追いかけてゆく辺りは、地底と穴が大好きな(笑)貝澤さんらしいトコロでもありますね♪
前回から登場のブレイブスナッチャーやそれを引上げるためのデバイスの形状が、熊手型や六分儀型というアナロジカルなモチーフなのも、個人的には貝澤さんぽい感じがしました☆
そしてクライマックスで、破壊されたブレイブスナッチャーとデジクロスしてアレスタードラモンに“装備”させることで修復するアイデアは、『デジクロ』シリーズたればこそ!
大団円での、タイキからタギルへと(位置関係的に)ぐるりとPANするロングカットでのキャラクター勢揃いも圧巻で、しかもタイキの台詞に沿ってPANするという、カメラワークもなかなか手間のかかったものになってます。
ちなみにこのカットの原画、演助さんのTWによれば、全部で2mにもなったとか!
貝澤さんは、意外と『ウォーリーを探せ』的な(!)キャラクター総登場みたいなことを良くやるのですが(『ファンファンファーマシィー』のDVD用新作OPや5期『鬼太郎』2年目OPが好例)、今回はその究極版といったところでしょうか?(笑)
しかし何より貝澤さんらしさに溢れていたのは、エピローグパートでしょう!
『時駆け』1話のアバンと被せた始まり方(ナレーションも完全に被せている)ですが、1話では対抗試合で賑やかな雰囲気だったのとは逆に、タイキ、ユウ、タギルの三人だけで、しかもタギルは覇気がない、ガムドラモンとの別れの淋しさを感じさせるどこか虚脱した空気感にしています。
『鬼太郎』19話や96話のように、最初と最後を同一シチュエーションで揃えるのも、貝澤さんが好みの手法だったりします。
もっとも貝澤さんが1話と最終回の両方を演出するシリーズは少ないので(涙)、この手法を用いて締めくくるシリーズは多くないのですが(苦笑)。
その様子をガムドラモンがうかがうシルエット処理に光る目というカットも、1話であったシチュエーションです。
その姿にタギルがいち早く気がつき、再びハントを始めるところでエンドマークになるのですが、以降二人は完全にシルエット処理になっており、敢えて喜びの表情を画で見せず、手振り身振りと声優さんの演技で体現させる感情芝居が、なんとも感動的!!
時計屋のおやじの意外な、しかし非常に腑に落ちる正体とともに、最終回でありながら、新たな物語の広がりも感じさせる結末でした。
作画も『鬼太郎』からお馴染みの作監級の面々が勢揃いした上に、3期は降板していた大塚健氏と冨田与四一氏も復帰しての、こちらもオールスターズ状態ヽ(´ー`)ノ
冨田氏といえばネネさんなワケでして(笑)作画の雰囲気からしても(利き作画が得意ではないものの)、担当カットは十中八九、クロスローダーを手にしてクロノブレーカーを強化するデジクロチームではないかと☆
てなカンジで♪最後にもう一度、冨田作画のネネさんが観られたのも嬉しいトコロでしたよ☆
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これまでの「デジモン」シリーズとは色々と変えた見せ方が特徴的な『デジモンクロスウォーズ時を駆ける少年ハンターたち』。
デジクォーツというリアルワールドとのレイヤー的なバトルフィールド的設定だけでななく、デジモン自体のスタンスも「デジタル世界が生みだしたモンスター」というよりは「デジタル時代の魑魅魍魎(モンスター)」と言った方が腑に落ちる感じで通している点が大きな特徴になってます。
そのストーリーも、従来のような巨悪デジモンに立ち向かうのではなく、1話で時計屋のおやじの台詞にもあるように、人間の悪の心と結びついて悪事を働くことがベースになっている点や、バトルの決着もハントで仲間にするというのが基本パターンなので、単純な退魔ものとは一線を画していることが多いのも特筆すべき点ですね。
これは1クール目中盤以降に、より如実になってきてまして、作劇的なノリはかなり5期『鬼太郎』的といえるでしょう(笑)。
そして今週は2クール目に突入しての、最初のシリーズディレクター貝澤さん直接担当エピソード。
まだ直接演出は、今シリーズの世界観を呈示する第1話(55話)しか担当していなかったので、どういう話になるのか?も大いに興味がそそられるところでもありました。
幽霊から電話がかかってくるという噂のある古びた電話ボックス。その情報を知ったタギルとユウは、デジモンの仕業かもと思い、電話ボックスがある峠へとやって来た。そこで二人は幽霊ハンターを自称するカオルという少女と出会った。霊的存在を“科学的に”信じるカオルは、噂の正体を確かめにずっと電話ボックスを見張っていたのだ。その時、電話ボックスの受話器から確かに何者かの声が!さらにカオルが持つ幽霊探知機は反応があり、それを辿って行くと、付近にある水力発電所に辿り着いた。三人は正体を調べるために、発電所の中へと入ることにした……。
というストーリーで、シチュエーションからして今回はかなり『鬼太郎』チック(笑)。
殊に、アバンでの『ブレアウイッチ』を思わせる、POVで描写された幽霊電話ボックスの心霊体験ムービー(動画サイトからの映像という見せ方もポイント!)は、まさにホラーもののそれ!
また、携帯電話の普及により公衆電話自体が少なくなった現代に於いて、「古びた電話ボックス」自体が怪談めいたものでもあります。
そんなスタートの今回ですが、まず印象深いのが、執拗なまでに(笑)多用されていた引きレイアウト。
電話ボックスへとやって来るタギルとユウのシーンが如実で、いつもの住宅街と違う、山中というランドスケープと合せて、かなりインパクトがあります。
また寄っても多くのカットがフルサイズという客観的な雰囲気が、ホラーテイストで引っぱる話にマッチしています。
それに加えて、今回の実質的な主人公=カオルにより感情移入を促す意図も案外とあるようにも感じますデスね。
話としては、タイキはほとんど登場せずシャウトモンに至っては出番すらない相当に変化球なのだけど、それ以上にモブキャラも登場せず、必要最小限のキャラしか登場しないのでミニマムな雰囲気が全体に漂うのもミソ。この感じも貝澤さんらしいところ。
オチもそうだけれども、今回のバトルの理由にしても、勧善懲悪な方向に終始しない持っていき方でもあり、デジクロ3期のあり方が強く打ち出た内容でした。
特に、パタモン、ポヨモンをいつものようにハントするのではなくて、二匹の望み通りに水力発電所付近で静かに暮らせる形で決着付ける持っていき方もグッド。
それを受けてのハートウォームでちょっとファンシーな余韻を出す、ラストの電話ボックスのシーンもニヤリでした♪
カオルの帽子をポヨモンが被って電話ボックス前で彼女とすれ違う(もちろん、その姿はカオルには見えない!)カットが、ある種の“気持ちの繋がり”感を出すだけでなく、帽子を無くす──ポヨモンにあげることが、いわゆるファンタジーの残滓性を醸し出しているというギミックにもなっている点がポイント。
・・・普通は、カオルの方が残滓になるものを手にして現実に戻るのですがが、所持品を失わせることでそこを演出する、逆手パターンというのも心憎い限り。
と同時に、このところ割と定番化しつつある、ゲストデジモンと関わった子供たちが、デジモンの存在をきちんと認識する(友人になったり、ハンターになったり)というパターンを外した、その意味でもイレギュラーな展開と言えるでしょう。
ところで今回について暮田公平さんが
「穴、落ちるキャラクターの芝居、上から迫ってくる(落ちてくる)巨大な回転体、帽子かぶった女の子、貝澤さんだなあ」
と呟いておりましたヽ(´ー`)ノ
確かにその通り!!
実際にカオルの縦坑への転落とその途中での芝居(逆さ吊りになってしまうカオルが、いかもに貝澤さんぽいノリです♪)や、フランシス水車の落下の危機など、縦方向を意識させる見せ方で押してくるところがやはり演出的な見どころでもあります。
あと雨も降ったしww
さらに「貝澤さん的」といえば、やっぱりシャドウの落とし方でしょう!
発電所へと向かって鬱蒼とした木々の間を歩いて行く半調シルエットのタギルたちや、発電所内での天窓から差し込むうっすらとした光と陰のコントラスト、地下階へと降りて行くカットなどでの手前にグラデーションのシャドウを敷いた薄暗い雰囲気の作り方は、流石の一言♪
細かい点ですがアイルが回想するシーンで、『ガッシュベル』の頃から貝澤さんが使い続けてきた、フレーム周囲をモノクロ化してビネット加工した回想処理ではなく、全体にハイキー化して軽いガウスぼかしのようなデフュージョン処理をしたものになっていたのが、「お!」と感じたり。
ちなみに「帽子を被った女の子」というキーワードは、恥ずかしながら実はこの暮田さんのTWで気がつかされまして、『鬼太郎』では19話の里見ちゃんがまずその筆頭で、細かいところでは『ファンファンファーマシィー』29話でもぽぷりが、土ネコの穴へ探検に行く際に帽子を被ってます。しかもこの帽子はコンテでのアレンジで、しかも今回のデジクロ同様、最後は帽子は土ネコの手に渡るのです!
それを思うと、カオルの帽子というのはコンテ時のキャラ表発注で貝澤さんがオーダーされたのでは?とか思ったりしたりして☆
またトラブルメーカーとしてアイルも登場して、話をややこしくする(というか、そもそも事件の元凶だったりもするのだけれど)賑やか師的な見せ場がふんだんに盛り込まれていて、久々というか珍しいくらい女子度の高いエピソードでもありますねヽ(´ー`)ノ
アイルがユウにお熱を上げてるカンジを、タギルには邪険な態度で裏表激しい方向に演出してギャグっぽく見せる描写も、コメディリリーフらしくてOK。
アイルが事件の元凶という展開から、最後は彼女がバスで一人強制送還されるかのような絵面のカットも──心情的にはおそらくユウと一緒に帰れないのでガックシだと思うのですが──、憎めないながらも罰が当たった的な雰囲気に持っていっている点も上手いです。
ゲストのカオルは話の展開もあって、かなり不敵かつ冷静でありながらも行動的で、男勝りな少女として描かれておりまして、いわゆる女の子らしい可愛い笑顔という表情はほとんど出てこない点も特徴ですね。
このキャラ付けが、(作中ではあまり接点はないものの)アイルの例によってミーハーなノリとも上手くコントラストが付けられている感じもありました。
余談ながらラストカットに、チラリとアカリがいたのも嬉しかったりヽ(´ー`)ノ
でもオポッサモン役として白石涼子さんがいたのだから、何か一言くらいあってもよかったかも?(そのくらいの呎はあったような気もしたし)…とか思わず贅沢なことをいってみたりして(^^;;
てなカンジで♪全体としても(おそらくシナリオ段階から)変化球なエピソードだったわけですが(笑)、そんな話を担当するところもちょっと5期『鬼太郎』的だったり……ですね。
いずれにしても貝澤さんの演出は、毎度のコトながら自分をゾクゾクさせてくれますよ☆
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2012年もよろしくお願いしますデスm(_ _)m
日付的にはもう三が日は終わってしまいましたが、まだ夜中なので辛うじてセーフかな?と(^^;;
てなカンジで♪今年の謹賀新年もこちゃん写真でございます。
うさぎ年から辰年へということで、和風うさぎメイドのつぼみタンとひなたんが、宇宙竜ナースを担いで「うんしょこ、わっしょい!」てな具合☆
ちょっと、戦隊もののバズーカ系必殺技ぽいよーな気もしなくもないですけど、それは気のせいですww
まぁ、ナースとメイドともいえますねヽ(´ー`)ノ
和風うさみみメイド服はアゾン製ですが、去年の新年に合せて新調したもので、実はうさみみちぃなぁがお迎えできなかった時の「押さえ」として入手していたものです。
が、上手い具合にお迎えできたので、結局お披露目が一年ずれてしまったという(^^;;
ちなみにナースは、バンダイのソフビです。
そのナースは、別途固定しているわけではなく、本当につぼみタンとひなたんが微妙なバランスで「担いで」います。
あまりに微妙なバランスのため、カメラ目線にすることが出来ませんでした(;´Д`)
またナースの頭がファインダー越しでみると、見た目以上に結構ごつごつ出っ張りすぎてて(爆)、つぼみタンとひなたんのお顔がちゃんと見えるようにアングルを決めるのが、結構大変で。・・・辰年とは言え、主役はナースじゃなくてつぼみタンとひなたんですから!ww
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もう年末ですが、11月末に二度目の劇場版『スイプリ』を見てきました。
ご存じの通り、今回の映画は「プリキュア」映画としては初めて、キッチリ本編とリンクした内容になっていて、公式には36話と37話の間のストーリーとされていますが、37話とこの劇場版のどちらを先に観てもあまり問題ないように工夫もされています。
例えば、アコがメイジャーランドへ帰る云々のやりとりやエレンに対してアコが「姫様はやめて」と言ったり、改めてアコがミューズとして戦い続ける決意をするくだりなど、37話と敢えて重複したシチュエーションが盛り込まれています。
…が、流石に11月末ではちょっとちぐはぐなカンジもありますが、厳密に時制を合せているわけでもないので、極端に違和感があるほどでもありません。
また映画のメインテーマになっている、アコとメフィストの親子の絆も、メフィスト自身が改心後TV本編では現状まだたいした活躍をしていないので(そこもシリーズ構成的に考えられていると思われますが)、最大の見どころであるメフィストの家族への想いは、この映画でしか観ることが出来ない点もミソ。
本編とのリンクという点でいけば、ひまわり畑の中を幼いアコを肩車して楽しく進むメフィストという、36話でも出てきた幼い頃のアコ姫がひまわりのカチューシャをしていた意味を絵解きする感じのシーンもあって、そこもニヤリですね。
その改組磯シーンにも象徴されるように、作劇的には父子の関係性を浮き彫りにしているだけあって、誤解を恐れずに言えば、この映画の真の主役はメフィストと言っても良いでしょう。
…重たい言い方をするならば、メフィストの贖罪を描く話になっているので。
もっとも、メフィストが基本三枚目キャラなので、適度にコミカルなので、全体としてはシビアな感じはないですけれど。
ただそれだけに、要所要所で見せる格好いい演技(堀内賢雄氏のイケメン声と眼光鋭い表情芝居の両方)が、ギャグキャラ芝居とのシームレスな流れも相まって、グンと引き立っています♪
例えば、メイジャーランドに響たちとやって来たシーンで、鍵盤の道が突然消え去った時に、咄嗟にアコを抱えて庇うように落下する父親らしさと、着地失敗の上に、響たちにクッション代わりにされてしまうかっこ悪さ(それでもアコは離さずにいるところが、さりげなくイカしてる!)。
あるいは、ドラマ面でのクライマックスといえる、囚われたアコの前で必死に歌を歌い続ける健気な姿──ダブラしでメフィストの心が幽体離脱するかのような画にして、「心で歌う」姿を表現する演出も憎い!
また、アフロディテに剣を向けられない苦渋の表情や、その後のハウリングを引きはがす一か八かの策として、王宮から彼女とともにダイブするシーンでの、鬼気迫る駆け引きの台詞なども胸を打ちます。
そんな真摯な姿に、ちょっとアコが父親としてメフィストを見直すというストーリーの構造なので、一緒に観ている親御さんたち(特にパパさん)は、「思ったよりもいい話だったね」という以上に、もっとダイレクトにメフィストに感情移入できるのはないかと思います。
プリキュアはキッズ向けではありますが、親子揃っての鑑賞が最も多いと思うので、メフィストを裏主役にしたのは大正解だったのではないでしょうか。
一方、本来の主役である響・奏・エレンの活躍も当然あります。
監督の池田洋子さんは、アコ-メフィストと同時に、本作の基本ラインである響-奏の関係性も意識していたとのことですが、そこをアピールするように前半の森の中でのコミカル気味なバトルでは、メロディとリズム、エレンとハミィに別れる形で展開して行きます。ここでの、二人が無理矢理ベルティエを出そうと悪戦苦闘する辺りの漫才感がもう最高☆
さらにクライマックスのハウリングとの戦いで危機に陥り、クレッシェンドキュアメロディに変身する前後は、メロディとリズムにフォーカスした見せ方になっているのもポイント。
ハウリングの右手に掴まれて動けないリズムを救うために、単身立ち向かおうとするメロディ。そのリズムごとメロディを殴り潰そうとするハウリングに、悲痛な叫びを上げるリズム。その刹那、クレッシェンドverになったメロディがリズムを救い出し、その手を取ってふんわり着地すると展開や画面の構図は、完全にメロディ=王子様・リズム=お姫様のそれ!
意図していたかは分かりませんが、その意味では宝塚的でもあります。
その上でハウリングを圧倒させるいわば必殺技として、メロディとリズムでのクレッシェンドverのパッショナートハーモニーなのですよ!!
最終的には4人のスイートセッションアンサンブルで打ち倒すわけですが、そこはミューズが4人でプリキュアだと意識する流れもあるので、やむなしというよりは妥当なところだと感じました。
で、本作はTV本編と完全にリンクしていると言うことは、逆にこの流れを受けて、最終回ではリズムもクレッシェンドverになって、パーフェクト版のパッショナートハーモニー・クレッシェンドを見せてくれる可能性もあるわけですねヽ(´ー`)ノ
さてさて、ここまで来て今回の映画のメインゲストであるスズに全く触れていないのですが(笑)、正直な話、メインゲストとしての印象は薄いです(^^;;
本編呎(前説や二段構えEDも込みで)70分前後という制約ゆえ、おそらく脚本段階でなくなく掘り下げることを諦めたのではないかと考えられます。
…もし後20分呎があれば、スズとアコの関係が描かれたのではないでしょうか。
なのでかなり状況説明キャラという部分は否めないのですが、その結果としてドラマをアコとメフィストに集中させることにもなっています。
ただスズとアコが友情の証として持っているペンダントを、ミラクルライトーンのトップとデザインを合わせていて、彼女がプリキュア達の戦いを見てそれを握りしめ応援する気持ちを込めるという流れにして、ライトーンの登場に説得力を与えている点は見逃せません。
そういった具合で、下手に話が散漫になるよりは、このバランスで正解だったという印象の方が強いですね。
細かい点では、冒頭の加音町でのBGMの付いていないカットでは、街の喧噪感として楽器のチューニング音を乗せることで、音楽の街の印象や、音楽を奪われた後の異常感を演出する形にしている辺りがゲイコマ。
同じように、音楽を失ったメイジャーランドでは虚ろな静寂感を出すために、無音にするのではなく乾いた風の音ややけに響く靴音など、巧みにSEを利用してもいます。
という具合で、トータルとしては良い意味で軽めにしてアクションもふんだんな内容で、それでいてドラマとしての見応えもちゃんとある仕上がりでした☆
が、不満が一つ。
本編EDが実質1ハーフ程度なので、エンドテロップのスクロールが速い速い!
原画マンを追い切れないよ!!www
ちなみに、コンテが複数の演出家で分け合っているのは事前に知っていましたが、演出処理も山口裕司さんと廣嶋秀樹さんが入っていたとは!
作監補での宮本絵美子さんの参画は想定内でしたが、青山充さんも作監補だったことに、超ビックリ!…森でのシーンが青山さんの作監パートではないかしらん?
ところで、1回目に観た時、多くの子供たちがニャンバイザーをハミィ側にして被っていたのも印象深かったです。
ハミィをプッシュしてきたマーチャン展開や、それを後押しする愉快なキャラ付けが大成功している証だなぁと思ったり♪
…火曜日に観た時には、在庫が無くなってしまったのか、バイザーは配布していなかったようでした。
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1/6(22〜23cm)用のランドセルといえば、かつてアーティマがWFでのみ販売していた(そしてリペセーラーもこの限定版に附属していた)ものか、リーメントの「あの頃みんな小学生」にラインナップされていたものの2種類しかありませんでした。
いずれも現在は大変入手困難で、もこちゃんにフィットするランドセルは手に入らないのか!!とすっかり諦めていた今日この頃だったわけですが・・・。
ついにリカ用でランドセルがリリースされるというではないですか!!!!!
リンク: LG-09 ランドセルセット|商品カタログ|商品情報|リカちゃん|タカラトミー
まぁリンク先の写真を見てもらえると分かるのですが、アーティマやリーメント製に比べれば、あきらかにいわゆる“リカ服クオリティ”(^^;;
それでも、無いよりは全然マシですからね!!
また防犯ベルとか色鉛筆セットなど、ありそうでなかったグッズも同梱されているのも嬉しいトコロ♪
・・・そもそもアーティマは3500円もした高級品ですし、リーメントはブラインドパッケージでしたし、そこを考慮してみればおそらくザラスとかでは800円〜900円で、好きなだけ(笑)手に入る事実は大きいですよ!
定価ですが、すでに尼でも予約を受け付けてます。
リンク: Amazon.co.jp: リカちゃん グッズLG-09 ランドセルセット: おもちゃ
それにしても、これまでリカちゃんは、明らかに意識的にランドセルのリリースは避けていた感じだったんですけど、子供や親の意識が少し変わってきたことを受けてるんでしょうかね?
小学4年生くらいから、ランドセルは「ダサイ/子供っぽい」という感覚を持つのは、以前は割と一般的で、これまでのハートヒルズ制服セットでも、(おそらくリカちゃんの設定年齢を考慮して)附属していたのは手提げカバンでした。
アニメの『あずきちゃん』の初期話数でも、あずきがランドセルを格好悪いから手提げに切り替えたいと駄々をこねるシーンがあったほどです。
『どれみ』も、チャイドルのおんぷちゃんは手提げだったと思うので、10年くらい前までは手提げの方がオシャレヒエラルキー(笑)は上だったと思う次第。
ただ昨今は6年生までランドセルを使い続ける子が多いらしく、現代では、ランドセル→幼い、手提げ→大人っぽい の図式は案外崩れてるのかも?デスね。
今の中学生の通学カバンはリュックタイプが主流みたいですし、ピュアニーモの通学カバンもシックな(手提げにもなる)ランドセルですし、ランドセルの色や内装デザインも今は凝っているので、結構オシャレアイテム的な認識もあるんでしょうか??
実際、秋口からハートヒルズ制服セットもリニューアルされて、以前のアイドル系からもっと制服っぽいブレザー系にデザインを一新していて、それとのコーデを想定したカバンとしてランドセル。というスタンスが、オシャレアイテムというニュアンスを感じさせます。
それとも、もっと対象年齢(3〜7歳)にコミットして、彼女達のお姉さん的な憧れのイコンとしてランドセルを推す方向になったのかも知れません。
少子化の影響で、ここ4〜5年くらいから9月に入るとキッズアニメ枠では大量にランドセルのCMが入りますから、勢い見ている3〜6歳の子供たちに強い印象を残すような気がします。
リカちゃん遊びをしていて、ランドセルが欲しいという声が大きくなっても不思議じゃないですね。
ダラダラした、どーでもいい考察はさておき(爆)、赤いランドセルは小学生の正しいオシャレアイテムになったようで、ヨカッタヨカッタヽ(´ー`)ノ
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『プリキュア5GoGo』以来毎年、年末付近の講談社幼児誌に付いてくるプリキュアのDVD。
今年は昨日発売した たのしい幼稚園1月号に付いてきました☆
例年ならば「おたのしみDVD」と銘打った二巻構成で、前後期両OP・EDやバンクシーンをまとめた、いわば“資料系”映像集なのですが、今年はなぜか単巻で、しかも知育系コンテンツやヘアアレンジのハウツーを中心にした内容で、タイトルも「あそぼうDVD」。
資料映像的なものを期待していた人には、結構残念かも知れませんデスね〜(^^;;
でもこれまでこのDVDを見てきたファンならば分かると思いますが、毎年実は一番の見どころは着ぐるみプリキュアが繰り広げる漫才トーク(笑)だったりするわけですネヽ(´ー`)ノ
そこは、今年もそれなりに安泰♪
着ぐるみのメロディとリズムがMCとして登場し、各コーナーを繋ぐ際にイイカンジのトークを見せてくれます。
特に、10話でのゴリラダンスを着ぐるみの二人が披露してくれるとか、仲々侮れない一幕も☆
また一番の売りになっている、メロディ、リズム、ビート、ミューズの髪型を実際にリアルょぅι゛ょさんにしてもらうコーナーは、ヘアアレンジャーさんの腕前に唸らされたり。
で、ヘアアレンジコーナーは、メロディへのなりきりでは小清水亜美嬢が説明するというように、各プリキュアがそれぞれ説明する形になっていまして、ここでミューズとビートがカメオ的に声だけ登場します(^^;;
ここでの大久保瑠美嬢のしゃべりのテンションが、アコというよりはかな〜りグリちゃん(特に「のりのりどうぶつずかん」の!)ヽ(´ー`)ノ
そんなグリちゃんみたいなアコも、なかなか萌えるものがありまする☆
そして、最後はょぅι゛ょさんがキャラリートを着てカワユクキメポーズを取るという、これはこれである意味美味しいカットもあったり(爆)。
・・・もう、あるUSTで「リアル幼女好き」とか言われて以来、開き直りましたよwww
まぁ確かにバンク映像の方がトータル的には美味しいわけですけど、DVDのオーサリング等のスケジュールを思うと、ミューズ変身や技バンクがその段階では完パケていない可能性が高いですから、ハナからコンセプトを切り替えたのかも知れません。
あるいは例年通り2巻構成で、2月号にも付くようにする形なら可能だったかも?…その点で行くと予算的なところもカセになったかも知れないですね。
てなカンジで♪今年も、一応のツボは押さえた内容ではありました。
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